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【2021/1/25】ルーティン

公演6日目終了。
平日にもかかわらず客席は満席(50%で)。本当に感謝。

舞台も後半戦で、疲労と気力が摩擦を起こしながら戦っている。摩擦熱の間に、笑いだったり癒しだったりの潤滑油があって、最後にお客さんの拍手を頂いて、結果、すべてが浄化されるような、そんな感じ。

何言ってるか分かんないけど、それも含めて、あぁ終わりが近づいてるんだなぁって思う。もう、泣いても笑っても2公演だけだから。

毎日同じメンバーと顔を合わせ、同じ舞台に立ち、同じセリフを言う。もちろん同じで、もちろん違って、それが生の舞台で。観て下さっている人はそこを楽しんでくださっていると思う。

ある意味『ルーティン』。でも昨日よりは今日、今日よりは明日と、少しでも前に進みたい。いいものを作りたい。

とはいえ、それぞれにれっきとした『ルーティン』も生まれている。

それは、個人のウォーミングアップだったり、ゲン担ぎだったり、何かしらの儀式だったりする。

以前サッカー選手を取材していた時、『年を重ねるごとにルーティンが増える』と言っていた。身体のメンテナンスに費やす時間が増えるのはもちろん、「良い」とされることをたくさん知っているから、というのもある。朝起きたら○○を食べて、○○を飲んで、ヨガをして、マッサージして、○○にテーピング巻いて、シューズは左足から履いて、、、みたいに色々と増えていくらしい。

では、舞台人はどうだろう。

わたしは「絶対にこれをする!」というのはなくて、その公演ごとに、なんとなくルーティンが出来上がっていくタイプ。開場前の〇分前からストレッチして、発声して、セリフを全部わぁーっと言って、みたいな感じだけど、絶対にこの流れでやらなきゃ気が済まない!というほどでもない。

1時間くらいかけて喉のアップをする方もいるし、軽く走ったり筋トレしたりする人もいるし、逆になんにもしない人もいる。

見ていると勉強になるし、それぞれ違いがあって面白い。

でも、なんとなく、これまでのわたし調べ(信憑性:低)によると、スポーツ選手と違って、舞台人はキャリアを重ねるほどルーティンが少ないような気がする。出番近くまで楽屋で談笑して、袖に入ると一気にモードに入るような、そんなイメージの人が多い。そして、舞台上では完璧、みたいな。

もしかしたらこちらが気付いていないだけで、ものすごいルーティンをこなしていたり、ゲン担ぎまくったりしている可能性もあるけど。

今回の公演では、そんなルーティンを観察できるのもあと2日。

一瞬一瞬を大切にして、いろんなものを心と身体に刻み付けよう。

写真はジャニーズ事務所様から頂いたお弁当。本当に美味しかった。本当はお酒が飲みたかった。鮭はらすってそういうものでしょう?

ちなみに主演の福田くんは5本指を合わせてクルクルするヤツ(あれなんて言うんだっけ?脳の体操みたいなやつ)をよく稽古中にやっていた。セリフ覚えが早いのはそのせい?真似してみようかなw

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