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【2021/10/6】イカゲーム

イカは韓国語でオジンオ。
なので本当はオジンオゲーム。
英語ならSquid Game.

イカゲームは韓国の子どもたちの遊びとのこと。
その名の通りイカのような形をしたコートを書き、攻撃と守備に分かれる。まず攻撃側はイカの腰の部分を通過できれば両足が使えるようになる。できなければケンケン。攻撃はイカの三角頭の頂点に到達したら勝ち、守備はコートの外に出したら勝ち、というルール。

そのイカゲームがタイトルになっているので、作品中出てくるゲームは全て韓国で子どもたちがよくやる遊びが用いられている。とは言っても実は殺し合いゲームなんだけれど。

ゲーム参加者は多額の借金を抱えた人たちで、事前情報ではお金が稼げると思ってやってくる。が、フタを開けて見たら、第一ゲームからバンバン人が死んでいく。死んだ人の分だけ賞金は積み立てられていく。思いもよらぬ展開に人間の本性が露になっていく。

主人公は冴えない中年男性ソン・ギフン(イ・ジョンジェ)。借金を抱え、別れた妻は再婚し、一人娘も妻側にいて、一生会えなくなるかもしれないという状況。ギャンブルに興じ、こっそり借りた老母の金で当てたお金をすられてしまうという運のなさ。正直、あまり魅力的ではないので、最初はこのオジサンどうなるんだろう…って心配したくらい(笑)

しかし話が進んでいくとそんな心配は飛んでいく。

ギフンの人柄ももちろんだが、取り巻くキャラクターたちの個性の強さがそれぞれを引き立てて、面白さが積みあがっていく。まさに賞金が増えていくのと同じように。個人的にはギフンの幼馴染ソンウ(パク・ヘス)が好き。賢いしリーダーシップもあるけれど、ギフンのようにお人よしではなく冷血な面もある。二人はいいコンビになっていくが、相容れない部分が常に横たわっており、それがこの話の大きなポイントになっている。

あと何がいいかって、韓国ドラマでは珍しい、1本が1時間以内でしかも全9話という短さ。今までは「あー長いから時間足りないなぁ」と先回しにしてしまうところが、「よし見よう!」となる。

ネット論評などではカイジのパクリ説があったけれど、わたしはカイジを見ていないので何とも言えない。最初の設定を見たときはライアーゲーム的な感じかな?と思ったが、それよりは殺しの要素が強く、頭脳の要素は少ない。難しさはない分、誰でも楽しめるのでは。ただ、グロさは増強されているので子どもは要注意かな。もちろん、裏切りだったり、団結だったり、どんでん返しだったり、同じようなドキドキハラハラ要素はもちろんある。比較のために今度カイジも見てみよう。

そしてイカゲームは続くようだ。

確かに9話で終わるはずもないし、あのスターは「こんだけの使い方するはずないよ」って感じの役どころだし。※コン・ユは特別出演なのでちょっとしか出ない

次のシーズンを待ちながら、他の作品にも手を出していこう。

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