見出し画像

ありのままをみる

「拝むとは、世俗の言葉でいうと〝大切にする〟とか〝尊重する〟といったことなのですが、そうすると、何かと浮き世の価値観に引きずられてしまいます。ですからわたしは、〝拝む〟という言葉をあえて使いたいのです。あれよりこれが貴いと思う、それと比べてこれが大切だと思うのではなく、あるものはあるものとして拝んでほしい。それが仏の見方であり、「唯仏与仏」の巻の説くところだと思います。」
(『NHK 100分 de 名著 道元 『正法眼蔵』 2016年 11月 [雑誌] (NHKテキスト)』(NHK出版 日本放送協会 著)より)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?