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日常への一歩は「わかりやすさ」

2020年から「まにまに」という団体名で古民家を片付けている。
ゴミ出しの後延々と掃除をしながら手を加えて、昨年には壁を塗ったり、土間をつくったり、窓ガラスを入れたりして、人が滞在できる環境を整えた。今年の春、ついに家主さんから買い取る手続きを済ませ、夏には今までで1番大規模なキッチン改修が始まる。


それと合わせて今季は、毎月定期開催の小さなマルシェ「マニシェ」を行うことにした。日用品やちょっとしたアクセサリー、お手軽な藍染め、コーヒー、おにぎりとお味噌汁など美味しいものが並ぶ週末。

今までも不定期で開催はあったのだけれど、「SNSで開催日をチェックしてください」としか言えなかったのが「毎月最初の土日にやります」と案内できるようになって、関係者一同その「わかりやすさ」に感動している。(当たり前かもしれないし、もっと早くやればよかったなとも思う)。
特に「ずっと気にはなってたのよ」というご近所の高齢の方が、「今年はちゃんと来られそう」と笑顔で言ってくれたのが、とても嬉しかった。


日常の景色を少しづつ変えていきたいと思っていた。空き家は負の資産ではなくて可能性なんだと、肌で感じてもらえる場所を作っていきたかった。
まにまにの活動をきっかけに今、上田市内2箇所で声をかけてもらい、古民家を片付けている。見て、感じて、「これならできそうかも」と思う。
お金や計画、必要なものは、主になる人(たち)が本気なら、必ず後からついてくる。

まずはわかりやすさ。これが日常に溶け込ませていく第一歩なんだろうなと思う。

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