いつもの店にいつもの人がいつも通りいるということ

飲食業で働く魅力の1つに人との出会いがある。

普段絶対にかかわることのないであろう人と出会える。有名人であったり、僕が大嫌いなタイプの人間だったり。もちろん友達ではないから基本的に客、従業員の関係ではあるが、それでもそういった出会いが働くにつれて楽しいことになっていった。

もう会うことはないと思っていた知人に会いやすいというのもあると思う。

僕は高田馬場にお店を出したのだけれど、知人が高田馬場でお店をやっているらしいという情報を知ってもらえれば、いつか来てくれるかもという期待が持てる。ふとしたきっかけで高田馬場近くに来たりしたときに、「そういえば彼の店はこの辺だ」と思い出してもらえればその確率はあがる。

それぞれの予定をあわせるというわりと面倒くさい作業がないのがいいのかもしれない。待ち合わせすることなく、行けばいるという事実が楽なのだろう。


お店が営業してれば僕はいます。


さてさて、この前小、中学校の友達が来てくれた。26年ぶり。

26年ぶり! 

最初はややぎくしゃくするが、共通する話題があればすぐに和む。

ましてや当然昔話になるわけで盛り上がらないわけがない。学生時代の同級生たちが今どうしているかは意外と気になったりするものだ。

僕の店にいつものように僕がいれば彼はまた来てくれるのだろう。

大事にしよう。





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