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高田馬場でワインバーやってるんです

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ワインバーの営業やらワインやらなどなどを綴ります。
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#コラム

ワイン会をしたので感想と今後について考えてみた

この前、葡蔵人(ブックロード)から醸造家の須合美智子さんお招きしてワイン会を開催しました。 ブックロードは東京、御徒町にあるワイナリーでして、以前にも見学させていただいてます。 会の目的はもちろん、ブックロードさんのワインを知ってもらうという会ですが、シロッコでの初めてのワイン会と言うこともあり色々と試す機会でもありました。 その辺をまとめておきたいと思います。 当日の内容はこのようなイベントでした。 ワイン会といってもいろいろなやり方があります。 ワイナリーやワイ

注文の仕方を飲食店側から勝手に考えてみる

日本人に多いんだと思うのですが(もちろん日本人に限らずでもいいんですが)、飲食店で待ち合わせて他の人が来るまで注文しない人って多くないですか? 別に文句があるわけでもなくて単純になんで待つのかなと、飲食店で働き始めのころから思っていました。 だって結局注文するんですよね。連れが来たら。 見てて思うに1人で先に注文している、飲んでいたりするのが嫌だということみたいです。それって気を遣うというより「先に飲んでるんだ」と思われたくないということでしょうか。でも何十分も注文せず

小さな飲食店に電話は必要か?

最近お店の電話を解約しました。 理由はいろいろあるのですが、常連様からnoteはまだ電話番号載ってるよと言われたので、消すついでに小さい飲食店に電話が必要か考えてみたいと思います。 お店に電話がないなんて雇われていたころは考えもしないことでした。 用途は様々です。お客さんからの電話はもちろん、発注はほとんどFAXでしたしインターネットやクレジット端末利用など、今もそうですがかなり使います。 ではなぜ解約したのか。ざっくり言えば電話がなければいけないという思い込みのほう

ブログを見て来店してくれた方に言われたことを考えた件

実は、ということでもないんですが、このnoteを始めるまでは違うブログをやってました。 主に自分の「サービス」に対する考えを書いてたんですが、もちろん匿名だったんで結構好き勝手なことを書いてたんです。 というのも「サービス」の考え方というのは人それぞれで、決まった答えというのはないので結構荒れたりするんですよね。 noteはお店のため、またどういう人がやっているのかを理解してもらうためにやってまして、当たり障りのないこと、までとは言いませんがあまり攻撃的なことは書いてま

日本ワイン検定2次試験対策今年もやります

最近過去の投稿でじわじわと読まれているのがあるんですけど、それは日本ワイン検定関連です。 6月30日に日本ワイン検定の1級と2級の2次試験があるので読まれているみたいですね。ちなみに2次試験は日本ワインのテイスティングです。 興味ある人が多く、受験される方も多いのかもしれません。 ちなみに僕も受験予定なのですが、ワインのテイスティングってなかなかできないじゃなですか。まして日本ワインとなるとさらに難しくなります。 ということでお手伝いします。日本ワインのテイスティング

2018年山梨ヌーボーまつりの盛り上がり

少し前ですが、日比谷公園で開催された「山梨ヌーボーまつり」に行ってきました。お店の営業前だったので1時間ちょっとしか居れませんでしたが、なかなかの盛り上がりでした。 ヌーボー(新酒)ですので2018年の葡萄から造られたワインが並びます。当然ながらワインは若々しくフレッシュなタイプが多いです。 開場時間を少し過ぎてから行ったのですが、すでに多くの人でにぎわってました。 37社が出展していたのですが、ワインを求めて長蛇の列ができているところと全く並んでいないところがあり、こ

北海道行きました③・札幌でワインバーと

厚岸の牡蛎も食べれました。 さて最終日。まあちょっと酒屋によって帰るだけですから前夜の話。 札幌での目的はワインバーに何件か行くことでした。結果的にみなさん優しい。貴重なワインもいただけました。1番印象的なワインは、 なぜか写真で後ろのナナツモリ2014 ドメーヌ・タカヒコ。エロいワインでした。若いヴィンテージは飲んだことがあったのですが、酸味も溶け込んできて複雑さもでてきて。ワインを寝かせる意味というのをあらためて、わかっていたつもりでも再認識しました。このワインはす

日本ワインバーの店主が「ウスケボーイズ」を観てきた

観てきたのである、ウスケボーイズ。 偉そうなタイトルを付けたが書く内容はたいしたことない。むしろくだらない。 昔から読書感想文などは嫌いで、学校の先生からも「もう少しまじめに書きましょう」と言われたくらいだから本当映画の感想など良く書けるわけない。 では本題に入る。 最初から結論を言えば、この映画を見終わった後に「日本ワイン、飲みたいな」と思ってもらえればそれでよいと思う。 日本ワインバーの店主だから。 いや、それだけでなく日本ワインに興味なかった人が気になりだし

北海道行きました・小樽で日本酒とビールと

10月の中旬に北海道に行ってきました。 3連休ってひさしぶりだからドキドキ落ち着かない感じでしたが、有意義な旅になりました。ありがとうございます。 小樽、余市、札幌と行ってきました。 当初、ワイナリーを中心に行く予定でしたが、やはりというか当たり前というかワイナリーは今忙しい時期なのでいけないところが多かったです。 でも休暇も兼ねてますのでとりあえず行きます、北海道。 空港から小樽まで。そこそこ遠いですね。 今日は観光と食がメインなので 市場を見学しーの 海鮮

ワインのボトル○○○はじめました

例えばレストランなりバーで1人でボトルワインを飲もうと思ったとき、1本飲みきれない人はどうするか。 ①飲みきれなかった分は残して帰る ➁飲みきれなかったワインを持って帰る ③そもそもボトルで飲まない な感じでしょうか。私は③でございます。ワイン1本なんて1度で飲めません。アルコールに弱いのです。付け足すと飲みたいワインがボトルでしかなかった場合もよほど飲んでみたいワインでない限り諦めます。余裕があればお店のスタッフたちに飲んでほしいのですが。そう毎回できるものでもあり

思い切ってボトルワインの値段を変えてみた

ボトルワインの値段を変えました。 安くなったものもあり、高くなったものもあります。 ワインの納品価格に対してプラス3000円で出すことにしました。ですのでほとんどのワインは安くなります。 安いから売れるという単純なことではなくて、私が1番飲んでほしい価格帯のワインは3000円前後なんです。このあたりですと大きく外れることもないですし、大量生産できないワインも飲めます。このワインをレストランなりワインバーで売ろうとすると、まあ一般的には9000円くらいでしょうか。気軽に飲

そういえばお店を出したかった場所が1つありました

前回書いたやつを読み返したら、なんて夢のない話なんだと我ながら引き気味ですが、嘘ではないからしょうがない。 出店場所を探しているとき、この街に出せたらいいなあと少し通って調査していた場所があります。 奥渋谷です。 もともと「アヒルストア」にご飯を食べに行って、この周辺の雰囲気がいいなと思ったんです。しかもその後にアヒルストアができるまでの本を読んで思っていたより家賃が安かったんです。これは探すしかないと奥渋谷にしばらく通いました。 結局はよい物件は見つからずに諦めるこ

なぜ高田馬場にお店を出したのか知りたいですか

ワインバーシロッコは高田馬場では珍しいタイプのお店だねってよく言われます。それに比例してなんで高田馬場にお店を出したの? ともよく聞かれます。 私のお店は暗めですし、静かに飲むにはおすすめです。そのようなお店にしてますし、これからもしていきます。 同じく高田馬場でBARを10年以上続けてる方がいるのですが、その方もなぜ高田馬場にお店を出したのかをもう何万回と聞かれた、と言ってました。静かに飲むオーセンティックなBARです。 高田馬場では珍しいお店のタイプだからでしょうか

このワインを表現してと言われて

たまにこのワインを表現してと言われます。 この「表現して」というのはソムリエが使うワインのテイスティングコメントではなく、詩的な表現を言っていることが多いようです。 広大な砂漠の中に~、草原の~、大海原の~、憂いを持った少女が~、子供のころの運動会~、1輪の花、田舎、自転車二人乗りw、追いかけてる人は知っているはずなのに誰かわからない振り返る寸前に現実に戻されるww、 書いてみて自分の語彙力のなさにかなりびっくりしてますが、こういった表現を期待されることがあります。はじ