「勝ちに行く気持ちのない人は、横浜に残っていなさい」
タイトルを見て僕のことを叩くのは、少しお待ちいただきたい。
これはマスカットが試合前に残したコメントです。(#何かで見た)
GS突破が決まったミッドウィークの札幌遠征、サポーターにはある、現地へ行かない選択肢というのは選手にはありません。
普段の優勝争いがかかったリーグやトーナメント決勝のようなモチベーションでやれという方が難しい話です。
そんな中で彼が選んだ言葉は監督としてもモチベーターとしても満点の回答だったのでは無いでしょうか。
僕だっていくら消化試合であろうともどんな試合であろうとも、マリノスが負ける姿なんてみたくありません。
ここまで、サポ心理には嬉しいコメントのご紹介でした。
おはようございます。うっちです。
今回は、名古屋に住む大学生のマリサポが水曜日から札幌ドームへの遠征するお話です。
今シーズン、既にルヴァンA鳥栖とリーグ開幕戦@等々力の二試合を欠席してしまいました。
僕自身が大学2年生ということもあり、全通をする最初で最後のチャンスを既に逃してしまったような気持ちではありますが、これ以上後悔を増やさないためにも残りの試合には全部行こうと、心に誓います。
正直なところ、僕のホーム、アウェイ遠征というのは、見かけほど綺麗なものではありません。
交友関係ややりたい資格の勉強がないがしろになり、身体を壊すギリギリのアルバイトや、大学生の本分である単位取得に漏れが生じたりもしています。
ただそれでも、今しか出来ないマリノスとの関わり方を捨てきれずこんな生活をしています。
○○来ない人は正直ぬるいみたいな内容のツイートが燃えているのを目にした事もありますが、行っている人達の大半は何かを犠牲にしているだけなのではないでしょうか。
人生のトレードオフというか。
そんなこんなで今回も、2ヶ月ぶり2度目の札幌へと、選手の後押しに向かいます。
うっちです
遠征の裏側を吐露するという、一もの書きの端くれとしてあるまじき冒頭にはなりましたが、今回のお話を初めて行きたいと思います。
今回の札幌遠征、例のごとく行くか行かないかではなくどうやって行くかというところを出発点としたわけです。はい。
水曜日かつpeach航空のセールという、2つの要素に恵まれたおかげで行けたと言っても過言ではないくらいです。札幌、遠い。
K.O.が夜、ナイターの試合であった為帰るのは必然的に木曜日となります。
水曜日は履修の都合上授業がないのですが、木曜日はそうもいかず。友達パワーと苦渋の欠席によるセルフ全休を生み出しました。
こんな事をただでさえ厳しい親には言えませんので、ここからうっちの小細工アリバイ遠征も始まります。
5月23日火曜日夜、本来飛行機ならば夜に家を出ることなどありえないのですが、この日の僕は、8時頃に家を後にしていました。アリバイ1です。
友達の家に行ってくると嘘をつき向かった先は最終便が飛んだ後のセントレア中部国際空港。
人生で1度やってみたかったのもあり、空港泊にて朝の便を待ちます。
飛行機って何度乗っても慣れませんね。
揺れや不安などももちろん大きいのですが、高度の上げ下げによる頭痛や耳鳴りが苦しいです。
家に帰るまでが遠征とはこの戦いを指しているかのような。
そんなこんなでついに新千歳に降り立ちます。
僕と言えば無計画ひとり旅。
ここからはほとんどノープランです。
空港で耳鳴りを落ち着かせながら、頭を悩ませること20分。そうだ、車借りよう。
新千歳⇔札幌は往復で3000円しないくらい。ドームの最寄りである福住や観光地などを電車でうろうろしてさらに交通費はかさみます。
また、宿や居場所の問題もあります。
そうだ、車借りよう。
2日間借りて200km走って¥13,000程です。
新千歳空港からタイムズの送迎でカーシェアをし、ひとまず札幌へ向かいます。
3月の遠征では縁のなかったトリトンです。少し早い時間でも並んでいたので、近くをお散歩します。
LINEで順番が来たと確認できたのでお店に戻りました。トリトンやばいですね。あれ。
回転寿司屋の皮を被った高級回らない寿司屋さん。というか、回ってるのなんてないのでただの回らないお高いお寿司屋さん。
300円のお寿司で切り身は100円寿司の10倍くらい分厚いです。満足度段違い。
クジラってハラミの味しません?
次にデザートを食べに向かったのはROYCE福住店です。
札幌に来られなかった仲間へのお土産と食後のソフトクリームを頂きます。
戦の前の腹ごしらえを終え、ついに2か月ぶり2度目の札幌ドームへ。
雪も解けた5月の札幌の地で、文字通り雪辱を晴らしに。
ただ今日は突破の決まったルヴァンカップ。
消化試合といわれてしまう試合です。
今日のゴール裏も平日に札幌へと集った精鋭たちということで、試合への緊張感は抱きつつせっかく来たからには楽しく応援して帰ろうという雰囲気でした。
突破の決まったルヴァンでしか味わえない独特な雰囲気。
あぁ、この展開ね。
前節のリーグからは飯倉と松原を除くの9人が変更となったスタメン。
満を持して宮市もメンバ入り。
前半、水沼のコーナーに合わせたのはなんとなんとの松原健。
松原はこの日決定機が3度訪れたかな?
ハットトリックする世界線なんてのも見てみたかったですね。
この後この日影を潜めていたルーカスフェルナンデスとしっかりと結果を残してきます。
というかルーカスフェルナンデス出てるのズルでしょ。いくら突破がかかってるからとはいえ。
ここでやっぱり気になったのは小池裕太の対人。
彼には個人的に大きな期待をしているからこそ、このままでは厳しいなぁと。
トゥティッチに逆転を許した後、榊原のゴールで再び食らいついたものの、終盤には青木亮太の決勝点が決まり敗戦。
ただ、このメンバーで札幌のフルメンバーに勝ちに行く経験ができたのってチームとして凄く大きかったのかなと、今になって思います。
出場機会なんて空気ではなく勝ちに行く空気。
突破をかけたフルメンバーと控え組。
チームは生き物なんて言われることが多いですが、1年を通してチームが動いていく中でこの貴重な経験は大きな起爆剤になれば良いなと。
そんなこんなで、受け入れ難い同じ相手への2度目の敗戦を味わいながら、スタジアムを後にします。
サクッと夜ラーメン紹介
まずは、地元の安い銭湯で汗を流し、疲れを癒します。
そして現地民の助言を得て、終電後のすすきのへ。
深夜ラーメンの順番待ちです。
すすきの5条メイプル通り(5条通)にある味噌ラーメンのお店で、4種類もの味噌ラーメンがあります。
元祖味噌の麺大盛りを注文します。
スープはクドすぎずあっさりとしていますが、どこかに白湯スープのようなトロみが。
味噌ラーメンってそんなに好きな部類じゃなかったんですが、ここに来てひっくり返されました。書いててもう食べたいですもん。はい。
敗戦夜
よく、誰かといれば楽しみは倍だし悔しいことは半分こなんて言いますよね。
一人で居たら、一人で超える夜はどうなんでしょうか。
日産スタジアムで集う仲間が増え、楽しさは何倍にもなりましたが、僕の中の悔しさだけは変わらないままです。
この夜で眠りにつく時も、一人で悔しい気持ちを感じながら目を閉じました。
ただ、一人で過ごすときにひしひしと押し寄せるこの感情が、僕は嫌いでは無いのだなとも思ったんですよね。
こうして言葉を書き綴りながら、言葉にしない感情をいつまでも大切にしたいと思うそんな夜でした。
うっちの札幌ひとり旅
特に目新しく記すことの無い、ポピュラーな観光地、白い恋人パークへ立ち寄りパンを購入。
本日の予定はと言うと、新千歳周りの開拓です。
新千歳空港の周りって、皆さん意外と足を踏み入れた経験がなかったりするのでは無いでしょうか。
広大な大地と自然環境に恵まれた牧場。
開拓使時代どころかさらに昔の、この土地の歴史を肌で感じられる遺跡。
飛行機までの半日では到底回りきれないほどの観光地が、新千歳の周りだけでも充実しています。
いつか札幌遠征を重ねて北海道を味わい尽くしてみたいと、人間本来の知的好奇心が刺激されます。
新千歳空港オススメスポット
欲張りです。
ここまでの遠征経過を見れば既にお分かりかとも思いますが、僕は欲張りで強欲な人間です。
そんな僕がオススメする新千歳空港のラーメン屋がこちらです。
帯広名物の豚丼と札幌味噌ラーメンを同時に、それどころかサッポロクラシックまで。
いっぴんなど、豚丼だけで1色を費やすことが結果的になかった今回の遠征を締めにかかります。
フライトまで2時間ありゃ食う以外無いよなと。
オススメしておいてお店の名前を覚えていませんが、新千歳空港内で豚丼と味噌ラーメンがセットで食べられたのはここだけ。
皆様もぜひ、来年以降の遠征にてお立ち寄り下さい。
それでは。
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