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King of 夜行バス あさまでどうじゃ



この記事を手に取っていただいたこと、心から感謝申し上げます。


まずは、こういった類の情報発信において重要視されるであろう、「誰がこの記事を書いているか」に関して、下の無料記事をお読みいただけると幸いです。



面倒だという方向けに一言で自己紹介をさせていただきます。

名古屋から訳あって毎週夜行バスで横浜や全国各地へと足を運ぶ大学生です。

なので、僕がこれから書いていくバスの比較において重要視するのは特に値段で、その上で、その中で担保できる質についてもお話していきたいと思います。

注意

この記事は、特定のバス会社や便を非難したり、斡旋するものではありません。

また、あくまでもいち個人の感想になりますのでご了承ください。

また、目次ごとに分けてはありますが、流れで目を通していただく方が読みやすくなっているかと思います。


第1位 VIPライナー



※今回利用したのは名古屋1便になります


ご紹介に入る前に言っておきます。

この便はここで紹介したくないくらい、本当に素晴らしい便です。最優先で探しましょう。

名古屋から横浜の区間に限らず、夜行バスというのは月〜木が安く、金夜が最も高く設定されています。需要に合わせた当然の値付けです。

名古屋から横浜の区間に限ると、底値は平日で2000円。金夜だと少なくとも4000円はします。

また、コロナ禍を経てか長期休暇を経てか、世の中でまん延する物価上昇の流れに追随してこの底値も上昇しつつあります。

今では一時的なものかもしれませんが底値が1,5倍ほどします。ご注意ください。

そんな中で紹介する今回の便、恐らく3300円で固定されています。

他者と比較しても間違いなく安い部類に入ります。質は期待できないような。

ところがどっこい、蓋を開けてみれば5000円ほどするWILLER交通以上の設備が。本当にいいのかこれ。

・プライベートカーテン
・シートキャノピー(上から覆うやつ)
・枕&ブランケット&腰あて
・WiFi、充電設備あり

・一斉にフルリクライニング
・スマホし放題バス(睡眠の妨げにならない)


上から4つの特徴に関しては個々での対応の差さえあれど、本格的に導入しているバス会社も増えてきています。

しかしここで特筆したいのは下の二つ。


夜行バスとか新幹線とかでよくある問題。

「すみません、倒しても良いですか?」

これ、尋ねること自体がストレスな方がいる反面、断りなく最大まで座席を倒してトラブルを起こす方などもいらっしゃいますよね。

この便では乗務員の方のアナウンスにて、消灯とほとんど同じタイミングで座席をフルにリクライニング(倒す)ことが促されます。

みんなで倒せば怖くない。

トラブルを避ける為にも、より多くのバス会社がこの形式を模倣してくれるといいなぁなんて。


もう1つ、睡眠を促すような取り組みの後で矛盾を感じられる方もいらっしゃったかと思います。そう、「スマホし放題バス」です。

「いつも夜遅くまでラインやSNSをやるのは当たり前!夜行バスに乗る日だってやっぱりスマホをいじらずにはいられません」「消灯後はスマホ禁止なの?」

そんな皆様の声にこたえて誕生したのがスマホし放題バスです。

vipライナー公式サイト

夜行バスに乗っていて僕自身もよくストレスに感じてしまう、消灯後のスマホ問題。

通知が気になっても見られないし、そんな中で何も遠慮することなく隣で画面を煌々と光らせている人がいたり。

そんな問題に終止符を打つこの取り組みは、バス会社間でもまだほとんど普及していません。

寝る前のスマホが辞められない現代人の皆様は是非、こちらを利用してみてはいかがでしょうか。


第2位 WILLER


先ほど名前を上げた際にはVIPライナーと比較し、相対的にこちらを下げるような紹介の仕方にはなってしまいました。


しかし、もし安い価格でこのバス会社の便を取ることが出来るのならば、不満を覚えることは無いでしょう。


・シートキャノピー(上から覆うやつ)
・枕&ブランケット&腰あて
・WiFi、充電設備あり

・隣席との仕切り壁
・レッグレスト&フットレスト

・可動式枕


こちらのバス会社でも当然のように、僕たちの快適な旅を支える素晴らしいサービスを提供してくれます。

その最も代表的なものとして、隣席との壁の分厚さがあげられます。

4列って費用が安い分どうしても隣の人ガチャを回さなければならないじゃないですか。

Twitterなんかでも、「デブは隣に来るな」「寝返りがあたる」「隣席が異性で過ごしにくかった」なんて声がちらほら。

そんなストレスに最も十分な備えがあるWILLERの便では、ほとんど個室と言えるほど隣との間に大きな仕切りが挟まっています。

何も無かったりカーテンだけだったりする会社が多い中でこの差別化は本当に素晴らしいと思います。


また、夜行バスでの睡眠時に上手くリラックス出来ずに眠れなかったという方は少なくないと思います。

そもそも座って眠るのなんて身体がしんどいに決まってますもんね。

そんな中でWILLERでは様々な工夫を凝らし、私たちの睡眠を補助してくれます。

フットレストと、さらにはレッグレストまであり、足をゆったりと伸ばして眠ることが出来るのです。

靴を脱げるか脱げないか、足を伸ばせるかどうかというのは、リラックス出来るかどうかに直結する要素ですからここは重要なポイントです。

枕の可動も上下好きな位置に調節出来ることから、狭い車内でのベストな睡眠ポジションを探ることが出来ます。首も痛くならない。



第3位 どんたく号



こちらは、名古屋⇔福岡の間を行き来できる夜行バスになります。

距離的な問題からか3列でもあり、ちょっと限定的ですが、是非とも紹介させてください。

どんたく号は運行から30周年を迎える老舗夜行高速バスであり、名鉄バスと西日本鉄道という実績十分な会社同士で運行しています。


・枕&ブランケット&腰あて
・WiFi、充電設備あり

・3列独立シートかつシート幅が広い
・レッグレスト&フットレスト
・トイレ完備&おしぼり
・名古屋福岡間で最安の手段


GWのような繁忙期でも出来るだけ価格を維持しようとする姿勢。

2人体制の乗務員さんの、常識では考えられないほど丁寧な仕事への姿勢。

サービスで一人一人に直接配られるお茶や、トラブル発生時の迅速な対応。

ケチをつける点が1つも見あたりません。

僕がGWに利用した際には、高速道路の渋滞により定刻通りの到着は不可能なのではないかという道路状況でした。

実際、他の便で来ていた人が時間より大幅に遅れてしまったという話も耳にしています。

そんな中、どんたく号のベテラン乗務員の方々の落ち着きには目を見張るものがありました。

営業所と同時進行するもう1台のバスとの間でこまめに連絡を取り合い、道路状況を鑑みたルートを次々に提案。

定刻通りの到着に拘るプロとしての姿勢に胸を打たれました。

仕方ないと心の中で諦めていた到着時刻に関しても、最終的には5分ほどの遅れのみという結果で、降りる際に形式的なありがとうございましたではなく思わず心からの感謝が飛び出しました。どうかこの感謝が届きますように。


おわりに


以上が、1週間に平均で4回ほど夜行バスを利用する僕のバス比較top3になりました。


夜行バスに乗る際の心得なども後ほど追記していこうと思いますので、この記事を気に入って頂けた方には、再び見返せる状態にしておいていただけると嬉しいです。


皆様の旅路に幸多からんことを。

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