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「ネパールで生活すること」は本当にやりたいことではなかった

最近まで、自分のやりたいことは、
「ネパールで生活をすること」
だと思っていました。
だから、日本で精一杯働いて、お金を貯めて、
Kindle出版を頑張って、ネパールで毎月暮らしていける印税収入を得て、
ネパールでまた数か月生活できるようにしようと思っていました。
けれども、今の自分にネパールで数か月生活どころか、
1週間ネパールに行くのも厳しいと思いました。

昨年4月はじめにネパールから帰国した後、
農業体験や農業アルバイト、リゾートバイトをしてきました。
それらで、お金を貯めることができたかというと、私の場合、そうではありませんでした。
毎月、生活するだけで精一杯です。
お金を貯めることを考えるのならば、
実家から通えるところで働く、
正社員として働くことを目指す、
11年半プログラマーとして働いたキャリアを生かして、プログラマーやコンピュータ関連の仕事をする、
などをした方がいいと頭では思っていました。
けれども、実家暮らしをする、正社員として働く、プログラマーやコンピュータ関連の仕事をする、
どれも自分がやりたいことではありませんでした。
お金のためだけに、自分がやりたくないことをやりたくなかった。

Kindle出版の方も、昨年は、有料の教材を購入したり、有料のコミュニティに参加したりして、
Kindle出版の印税収入アップを目指そうと思っていました。
けれども、
「売れる本を出版しないといけない。」
という気持ちにいつも捉われていて、そうなると出版するまでのハードルが自分の中で上がってしまい、なかなかうまくいきませんでした。

ネパールで数か月生活どころか、1週間ネパールに行くのも厳しいと思ったとき、
悔しいと思いました。
けれども、
「ネパールで生活をしたい」
というのは、周りの目を気にして思っていたことのように思っています。

11年半勤めた会社を退職し、ネパールで生活したいとずっと言っていたのに、
ネパールに昨年3カ月行って、それで終わりだったら、みっともない…
ということを気にしていたなと思います。
ネパールで生活をして認められたいなという承認欲求があったな…と。

昨年3カ月ネパールに行って、どう思ったのか…
3カ月のネパール滞在の間、現地の人と交流することはあまりありませんでした。
自分から積極的に大家さんやマーケット(市場)の人などと話すわけでもなく、
一人でいることが多かったです。
日本への帰国前には、自分がネパールに行ったことで不快な気持ちにさせた人たちがいると思い、精神的に落ち込みました。
その精神的に落ち込む出来事の前から、
「ネパールにいなくても、日本にいても自分を犠牲にしない生き方はできる」
と思っていました。
「自分らしく生きるための答えをネパール(外)に求めていたけど、
自分らしく生きるための答えは自分の心(内側)にある。」
ということにも気づいていました。
ネパールに3カ月行って、
「ネパールで生活することが自分のやりたいことではない。」
ということには気づいていたけど、
「ネパールで生活しないといけない。」
と頭で思って、
「ネパールで生活をしたい。」
ということがやりたいことだと思い込んでいたのだと思います。

「ネパールで生活をする。」
ということが、本当に自分のやりたいことであるならば、
それは実現できているはず。
それが実現できていない現状は、
「ネパールで生活をする。」
ということが本当にやりたいことではない
ということだと今は思います。

もちろん、ネパールに会いたい人がいるので、その人たちに会いに、
ネパールに行きたいとは思います。

読んでくださり、どうもありがとうございます。

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