【東工大電気電子系2024】 東京工業大学大学院 工学院 「電磁気学」 過去問解答
概要
この記事では,「東京工業大学大学院 工学院 電気電子系」の「電磁気学」の解答例を公開しています。
「数学」及び「電気回路」の解答例はこちら
作成したのは,2020年に東京大学大学院 工学研究科,東京工業大学 工学院 電気電子系に合格した筆者です。
受験に際し,東京工業大学,東北大学,北海道大学の院試問題を解いていたため,その時に作った解答をまとめたものになります。
解答例については,東京大学の電磁気学を公開していますが,毎年50名以上に売れており好評をいただいております。
解答例について
解答例はWord(図などはGoodnotes)で作成したものになります。
そのため,可読性が高く理解がしやすいと思います。
構成としては,「表紙」「概要」「各年度の解答例」となります。
簡単に内容を紹介します。
表紙
表紙は以下のようになっています。2023年10月に初版を書いており,新しい年度が追加された場合や,過去年度の執筆が完了した場合には追加されます。
一度購入していただくと,追加された年度も無料で見ることができます。
(更新後に再ダウンロードをする必要があります)
概要
表紙の次のページには,概要を載せています。
内容としては,出題概要,注意点,各年度大問ごとの難易度(主観)となっています。
解答例
次に,各年度の解答例となります。
解答は2段組で作成しており,できるだけ途中式も書いております。
解答のイメージを掴んでいただくために,2022年度の第1問の解答例を以下に示します。(noteではPDFでプレビューできないのでpngで貼っています)
東工大の電磁気学の特徴など
最後に東工大の電磁気学について所感をつらつらと書きます。
東工大の電磁気学は電気電子系を受けるにあたって必須科目であるので,そこまで難易度の高い問題がないように感じます。
問題の傾向は数年ごとに変わっており,これは大問数を見ると明らかです。
2013年度〜2014年度までは大問が2問,2015年度〜2019年度までは3問,2020年度以降は2問となっています。
問題数が多かった時代は分量が多く時間内に正確に解く技術が求められていたように感じます。
最近は,問題数が少なく難易度も比較的易しいので如何に満点を取りに行くかが重要だと思います。
実際に東工大へ進学した人や在学生に聞いてみると,満点を取る人も一定数います。
とは言っても,数年に1度かなり時間のかかる面倒な問題も出題されています。しかし,難問の場合は小問に分かれていることも多いため,点数はある程度稼げるようになっています。
余談ですが,電気電子系は受験者数がかなり多いため採点のしやすい工夫が見られます。例えば,「図を書く問題がほぼない」・「答えだけを書く問題」・「向きを答える問題では解答方法が指定されている」などです。
対策法としては,「基本的な問題集」「過去問を何周か」で十分であり,6〜7割は安定すると思います。
しかし,高得点勝負になると思いますので,大岡山キャンパスの研究室や人気研究室を志望している場合には対策はさらに必要になるかと思います。
多くの人がやっている対策としては,東京大学の電気系の問題を解くことです。
問題傾向は似ているものの難易度が若干高いので演習問題に適しています。
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