もう一度文章をかく
若い頃はよく文章を書いていました。
何故か昔から文章は頭の中に滝の様に流れてくる性分で、(出来がいいかどうかは別として)中学生くらいから20歳くらいのあたりは特に文章や詩を書きまくっていました。
でもいつしか仕事が忙しくなったりとかで、
少しずつ文章を書くこと自体が減っていって
25歳くらいでは年に1.2回、急にノートに大量の文章を殴り書きする、みたいな感じにまで減っていました。
なんで文章を書く時間が無くなったって、
それは自分自身を世の中のスピードに合わせすぎていたからだと思うのです。
若い時は屋上によじ登って2時間でも3時間でも人を待つことが出来たものです。
ただぼーっと景色を観察して、
時間の経過や、
都会の色々が入り混じった風の匂い、
忙しなく交差する音を聞き分けたり、
腕に当たる日の光の温度の変化を感じたり、
自分の感性を研ぎ澄ますことをよく無意識にやっていました。
大人になると楽しいことだらけで、
やりたいこともいっぱいで隙間なく生きていくことがかっこいいかの様に思えてしまいます。
ただあの若かった頃の自分にあった
一見何も成し得ていない無駄と思われる時間は
本当の自分のための時間なのではないかと思いました。
だから自分の時間を少し取り戻すために文章を書き始めました。
わたしが普段から思っていること書いているばっかりですが、もし面白いと思ってもらえたらそんな嬉しいことはありません。
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