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【日記】2024年9月1日~9月10日

9月1日(日)
渓谷に行った。台風の影響でハードワークだったわたしと、逆に仕事がなくなりナーバスになっていた夫。こうゆうときは「自然や!」の一択で、2時間ほど車を走らせていただき(わたしは立派なペーパードライバーだ)自然を浴びることにした。ゆっくり寝たいvs休みを有意義に過ごしたい、かなり亀甲したのだが9時には家を出て車に乗り込む。昼前には目的地に着き、まずは休憩所でランチをすることに。ハイキングをするつもりだったから、腹ペコだと身が持たないのだ。カレーとたこ焼きを頼み「祭りみたいな献立やな⭐︎」と、一気にかっ込んだ。
渓谷は、それはもう最高のリフレッシュだった。日差しは強く夏のパワーを感じるのだが、風はひやりと涼やかで、ほどよい湿気も心地よい。歩いていると川の水に触れられるエリアも多々あり、その水はキーンと冷たい。吸い込まれるようなエメラルドグリーンの水をひさしぶりに見て、「きれいじゃのう……」とじいさんばあさんのように佇んでしまう。スーハ―スーハ―と、何度も味わうように息をした。
1時間半ほど、しっかり歩いただろうか。帰りは道の駅に寄り、あれも安い!これもおいしそう!と、野菜や果物をわんさか買う。夜ごはんは、それらをグリルしたり、炒めたり、フレッシュのままスライスしたりして食べた。自然に触れて適度な運動とおいしいごはん。疲れに効くのはこうゆうやつ。

9月2日(月)
きのう買った梨がおいしすぎる。かむと口のなかでジュルルルッと果汁がしみでてきて、ほぼジュースじゃんとなる。

9月3日(火)
夫が奮発して買ってきた、ビン詰めの発酵バターがおいしくて、寝起きにトーストを食べるとキケンだ。気付けば何度も追いバターをしいて、重ね塗りになっている。本能にグッとくるおいしさ。
バイト中に「ラップの切り方がうまい!」と絶賛される。平和か。切り方はともかく、家庭用と業務用で刃の位置がちがって手首の返しが逆になるのは、なぜだろう、どうにかならないものか。
夜は夫と外食することになり、待ち合わせの合間にローソンでアイスコーヒーを買う。コーヒー屋で働いているからこそ、いろんなシーンであらゆるお店のコーヒーを飲んでみたいのだ。コンビニのコーヒーも、とてもおいしい。気になるのは、アイスドリンクをレジで注文か冷凍庫からカップを持っていくのか、コンビニチェーンによってちがうから、毎回迷う。あれはわたしだけなのだろうか。いつもうっすらと冷凍庫にカップの在庫がないか、確認してから、レジに向かう。ちなみにローソンはレジ注文だった。夜はコーヒーを控えるようにはしてるけれど、たまには夜風にふかれながらもいいなァ、と思った。

9月4日(水)
朝ごはんは、だいたい前夜のうちに食べたいものや冷蔵庫在庫を考慮して決めている。今回は夫から「炊き立てのごはんとお揚げのお味噌汁、明太子と梅干しでいかがでしょうか?」と確認があってわらった。いかがもなにも、お断りする隙もないほどにパーフェクト献立じゃないですの。2人で手分けして作って食べた。
夫がさいきん禁酒をがんばっていて、お酒は休日だけと宣言している。このひと、結婚前に煙草をやめたときもそうだったのだが、決めた次の日から、ピシャッと辞められるのがまじですごいと思う。むしろなんで???っていうくらい、こっちが拍子抜けするくらい、すんなり辞めている。すげー。わたしもひとりでは呑む気にならず、仕事おわりのビールはおあずけ。我慢したぶん、休日のお酒は数億倍おいしくなりそうな気がしている。

9月5日(木)
免許の更新に行く。移動と待ち時間に費やした1日。講習で、教官のおじさんが教室に入ってくるなり「本日はー、満員御礼、大盛況となりー、まことにありがとうございますー」と言った。なんやそれ。
試験場が、ふだんなかなか足を伸ばせないエリアだったので、帰りにバスを途中下車してカフェに立ち寄る。しばらくすると、家族経営なのか、小学生男子がランドセルをしょって帰還。厨房と客席のあいだをちょこまかしながら、ひとりでお店やさんごっこらしき寸劇を披露してあそんでいた。なんともほほえましい。その子がぴょんぴょん飛び跳ねた拍子に、小銭入れから小銭が落ちてしまい、床に散らばってしまった。クルクル回る1円玉を見て「バレエダンサーみたいやったー!」とはしゃぐ男子。店員さんも客であるわたしたちも、そのみずみずしい感性にほっこりしてしまい、にやにやが止まらなかったし、コーヒーもすごくおいしかった。

9月6日(金)
朝が眠い。「あと20分……あと5分……」と繰り返しアラームをかけ直し、ようやく起き上がる。朝は昨日のカフェでテイクアウトした、シナモンロールとスコーン。小麦がうまいー。
出勤すると、みんな少しおつかれムードだった。今週は毎日なにかしらの対応に追われる場面があり、協力して判断したり連絡を入れたりするものの、すっきり解決しない案件多々という状況。いちにちの仕事をこなした後は、「しっかり眠ろうな!」と励まし合いながら、退勤した。

9月7日(土)
朝が弱いので6時起きというだけで重労働。朦朧としながらバナナをかじり、出勤した。週末でいそがしい。すごくお店が混んでいる時間帯、3名席が空いていたのだが2名席×2個をくっつけてほしいという女性3名。(図々しいな……っ!)と思う。口には出さぬが、思ってしまうのだからしょうがない。自分はさらりとスマートで、かつチャーミングなお客さんでありたいと思う。もっとオバさんになっても、そうありたいとほんとに思う。

9月8日(日)
今日は「観葉植物の葉水用の霧吹きを買う」というコンパクトなミッションのみの休日。朝は納豆ごはんとおみそ汁。夫がひきわり納豆を買ってきたのだが、わが家ではめずらしい品物だ。夫は「これまじでうまい!うまいなァ!」とバクバク食べていて、「はじめて生チョコでも食うたんか?」というくらいの、興奮ぐあいだった。わたしも気に入って箸を進めていたのだが「たまにはアリかも」という温度感。(平熱)
昼は「モスの月見バーガーを食べてみたいな⭐︎」と最寄りのモスにてくてく出かけるも、来週水曜日からの販売で一時愕然としたのも束の間、海老カツやらオニポテやらをテイクアウトした。
近くの雑貨屋で、日本製の丈夫そうな霧吹きも無事入手。これで年々増える植物たちに、惜しげもなく水分を与えてあげられる。これまで使っていた海外製のものが、噴射量(表現合ってるのか?)が少なくしかもかんたんに壊れてしまったので、こちらに期待したいと思う。がんばれ日本製。
夕方にはまたてくてくと外出。夫とブックオフに行き、店内では別行動ですきなエリアを物色する。ブックオフに行くと、いつももれなくチェックしちゃうのが品出し前っぽいラック。「ジャンルは分類してるけど著者名順にはなってないよ」くらいの、陳列と無造作のはざまのようなラックが、どうしても気になる〜〜。今日もそこで夫が興味ありそうなビジネス書を発掘した。わたしはアガサ・クリスティーの小説を1冊買い、これといった予定はなかったけれど満足な休日だった。

9月9日(月)
バイト先にて。仕事なかまの息子くんのエピソードをたのしく聞く。怒ってもまったく響かないとか、げんこつをスルーしてふつうに歩いていくとか、シャツが後ろ前でもそのまま学校に行くとか。肝がすわってて頼もしいじゃないか。でも「んー、なんか既視感あるな」とずっと思っていたら、うちの夫にめっちゃ似ているのだった。どうりでエピソードのひとつひとつが、手に取るように伝わるわけだ。シンパシー。「恥ずかしいって感情が皆無なんよな!」「ほんまそんなかんじ!」と、息子くんと夫をネタにわーわー盛り上がった。とはいえ小学生なら愛らしさ満点で問題なしなのだが、こちとらおっさんやぞ。大丈夫かよ。

9月10日(火)
ひさびさに「不味い!」という感情に出会う。流行っているものがおいしいとは限らないという、当たり前のことを忘れていたことにより。

表紙の写真:コーヒーもラテもお砂糖なしでは飲めない夫ですが、カフェに行くときはついてきてくれます。ふだんわたしが選ばないほうじ茶ラテなどをひとくちもらえたりするので、わりとラッキーです。

おわり

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