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【日記】2024年9月11日〜9月20日

9月11日(水)
朝9時からマンションの断水とのこと。9時といえばわれら夫婦の生活リズムからすると、ハミガキ、洗顔、弁当作りに洗い物と、水を使うピークタイムなのである。ならばいっそ少し早起きをして、出勤前に外でモーニングをすることに。8時30分には家をでて、ロイヤルホスト目がけてはや足で歩いた。空腹が足を急がせる。
ついにずっと行きたかった、ロイヤルホストのモーニングだ。今回がはじめてなのだが、メニューはウェブサイトで確認済み。とはいえ理想の朝食が詰め込まれたメニューブックは、全メニューが「こっちを見て!」と主張するような魅力に満ちており、ひと通り眺めてしまう。夫はオムレツと英国風パン、わたしはオムレツとパンケーキのセットにする。夫より200円課金してやったんだぜ。
食べた感想。ロイホのオムレツって、こんなにうまいんだねぇ。ベーコンとウィンナーが両方ついてくるのもすてきポイントなのだが、言うてしまえば家でも焼ける。しかしこのオムレツに関しては、家では焼けねえ、完敗である。端正なカタチに整っているんだけど、玉ねぎやトマトとチーズがたっぷり、中身は意外とやんちゃなのね。これほんとにすきだわー。
京都に住んでいたころは、頻繁にモーニングをたのしんでいたのが懐かしい。仕事前に、喫茶店でトーストとコーヒーをサクッと食べることもよくあった。イノダコーヒーや小川珈琲、進々堂のパンも捨てがたい。束の間であっても、こころ休まる時間がありがたかったなぁ。今日はそんなことも思い出し、栄養もチャージできて細胞ごとよろこんでいる気がした。
ひと通りたのしんで満腹になったわたしたち。夫が「いまここにベッドがあって、横になれたら最高♪」と言っていた。

9月12日(木)
バイトのお昼。持参したお弁当では足りなくて、コンビニに追加の食べ物を買いに出かける。「食欲の秋だから?」と都合のいいことを考えるが、外は真夏のように蒸し暑い。この高校生のような食べ盛りムーブはなんなのだろう。焼きドーナツを買う。食べてみると、パウンドケーキだ、これは。まぁるくて穴が空いているだけで、ドーナツの顔をしたパウンドケーキだ。

9月13日(金)
ぶっ通しで9時間眠ったおかげで、とても快適な1日。足も頭も軽いし、ずっと余力があるまま働けた。「睡眠大事」というのを、定期的に実感しなければすぐに疎かになってしまう。今日の快適さを、たやすく忘れないように気をつけよう。
夜はアンテナショップで見つけて買い置きしていた、盛岡冷麺をゆでて食べる。おなかいっぱいになってふと気付いたのだが、わたしは焼肉をたらふく食べたあとに、ちゅるんと食べる冷麺がだいすきなのだ。冷麺にも、別腹という仕組みがあるのだろうか。いや、あるに決まっている、ないとおかしい。ひとりでそんなことを考えながら洗い物をした。

9月14日(土)
バイトの休憩中、洗面所で白髪をみつける。とっさにすぐ抜く。コンビニで買ってきたサラダの、消費期限が約2時間切れていた。そのまま食べた。いったいなんなんだよおい。

9月15日(日)
ライブに行ってそのまま呑みに行き、帰ってきてアイスコーヒーを飲みながらまたYouTubeを観る。音楽のループがとまらないまま目がバキバキになってしまい、明日の朝はやいのにどうしようと思いながら夜が更けそう。

9月16日(月)
約30年間ペーパードライバーの母の運転で急流をくだるという、まことにスリリングな夢をみた。パニック系の悪夢である。寝る前にスマホを触ると、こうなるのだ。
現実世界でも、今日はパニくった。バイトを終えちょうど帰る時間帯に、とんでもない雷雨。帰りたいのに帰りたくないという、カオスな心情になった。それでもえいやと外に出てバス停を目指すが、一瞬で靴が浸水するほどの豪雨だ。それに加えて、雷。横断歩道で待っているあいだにも、稲光りと雷鳴が交互におこり、さすがに外で立っているのは怖すぎた。近くのビルの軒下に逃げ込んだとたん、光ると同時に「シャーーーーン‼︎‼︎」と切り裂くような雷鳴、まじでびっくりしたんだからもう。3歩くらい後ろに飛んだところ、誰かに見られてないだろうか。
帰って速攻でシャワーをあびて、夜ごはんはキムチ焼きそばと夫が買ってきてくれた茶碗蒸し。アボカドをオリーブオイルと塩で食べた。食後にバニラアイスと完熟の桃。桃を夏のあいだにあと5個は食べるべきだった。さよなら、今年の桃。

9月17日(火)
1泊2日で東京に来た。ともだちが来れなくなってしまい、ひとり旅をすることに決めていたのだが、夫も仕事を兼ねて別便の飛行機でついてくることに。ホテルで合流というざっくりした約束をし、わたしがひと足お先に家をでた。
こうゆうとき、ひとりでも一緒でも、どっちでもよい。夫婦でおなじ具合の、このこだわりのなさがちょうどいいのでは?と思った。もちろん2人の時間も大切なのだが、ひとり遊びをたのしめる自分でいたいのだ。
旅のメインはコーヒーだ。下調べとして、行きたいコーヒー屋をマップで調べてポチポチとピンを立てていたのだが、エリアがやたらと散らかってしまった。東京店多すぎ。世田谷区はまた次回にしようと思った。
さいしょに行ったお店にて。左手にバナナブレッド、右手にアイスコーヒーのグラスを持ち、階段で2階の客席に向かった。取手付きのドアがあり、両手がふさがっているわたしは肘でガタンガタン開けようとしていたところ、若い男性のお客さんが内側からサッと手伝ってくれました。あのときのお兄さん、ありがとう。
カメラロールを見返すと、きれいな自然光を浴びてバナナブレッドとアイスコーヒーが木のテーブルに鎮座している。でもそれだけじゃなくって、不恰好に取手をガチャつかせた自分や、ひとのさり気ないやさしさを残しておかなければならないから、こうしてせっせと日記を書くのだ。

9月18日(水)
知らない土地に行ったとき「この街には住めるか?」とだいたい考えている。ほとんど無意識に。わたしが感じる住めそうな街の傾向といえば、例えば歩道が広くて街路樹がたくさんあること。公園に手頃なベンチなどがあると、もはやキュンとしてしまう。商業施設がドカンとあるより、個人店がたくさんあるとうれしい。
今日、はじめての駅で降りたのだが、その街がそんな感じですごくよかった。駅の周辺に緑が多くて、じいちゃんばあちゃんがベンチで休んでいたりして、知らない街とはいえホッとした。お目当てのコーヒー屋さんも、店員さんとお客さんがすきな映画のはなしをしていて、気取らない距離感がはたから聞いていても心地よい。住むか住まないかはまったく関係なく「住めそうな街」のストックが増えるとうれしい。
1日歩き回りすぎて、足が棒とはこのこと。早く寝て仕事に備える。いいお店にたくさん出会えたので、わたしも明日からの仕事がまた楽しみという、すごく前向きな気持ちでいれるのがありがたい。

9月19日(木)
歩いただけで筋肉痛になったのはいつぶりだろう?夫もおなじ症状だった。

9月20日(金)
今日はバイトの休憩中に、ユニクロの柳井さんの本を読了。わたしは読む本もコロコロ変わるし、系統もあらゆるジャンルを読むので「こいつ今なに読んでんだ?」と、みんなに不思議がられているかもしれない。でもみんな気遣いがあってやさしいし、聞いてこない。ふと思ったけど、みんな適度に他人に興味がないのかもしれない。
わたしのここ最近の読書遍歴といえば、稲盛さん、孫さん、柳井さん。この豪華な経営者の並びよ。なかでも「志高く 孫正義正伝」は痺れた。このようにわたしの最近の推しは経営者なのだが、全員最初は零細企業だし、家が貧乏だったり差別を受けていたり、大病をして生死をさまよったりしている……こうゆうエピソードを読んで、自分はアホやけどできることをがんばろう!と思うのだ。
さて実生活のはなし。「今日はお金を使わない!家にあるもので晩ごはんにする!」と決意を固めていたのだが、帰りにローソンに寄ってしまう。疲れていたのと、ローソンに無印を置いてあるのがわるい。あと無印のカレーがおいしすぎるのがわるい。きのう作ったおひたしと、無印のキーマカレーを食べた。ほしい場所にほしい商品がソッとある……偉大な経営者が作った世界に生きてるんだなぁ……と実感しながらカレーをむさぼったのだった。

表紙の写真:ロイヤルホストのうつくしき朝食。パンケーキ、序盤はお食事感覚で食べ進め、後半はメイプルシロップたらりでもっと甘くしてコーヒーとたのしむ。「甘じょっぱ」の濃度を自由自在に操れる!またゼッタイ行く!

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