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採用広報のKPIについて。答えじゃなくてヒントになるもの。#リクルートメントマーケティング

こちらのイベントに参加しました😊
正確には運営のお手伝いで行ったのですが、個人的にも興味があるテーマだったので、受付のお仕事が終わってからはがっつり聞いてました。めっちゃおもしろかったー!

採用広報支援の仕事をちょこちょこやるようになって面白さを感じているのだけど、フリーランスとして外から支援するときに、一番むずかしいと感じてるのが採用広報のKPIです。
採用広報を何から始めて、どうやって評価していけばいいのか。もっとも関心を持っている部分でした。

結論から言うと「これっていうKPIはない」って感じではあるのですが、良さそうなKPI例や考え方は言及されていたので、感想込みでまとめたいと思います。

<登壇者>
ウォンテッドリー株式会社の小池 弾さん(@donekoike
株式会社ピースオブケイクの水野 圭輔さん(@mikkemac
株式会社メルカリの西丸 亮さん(@saimaru310
モデレーター マリノ五木田 梨絵さん(@gokitarie

採用のための情報発信は「何に」効くのか?

登壇者のお話を聞いてて思ったこと。それは、採用目的の情報発信でやるべきことって、「会社の中の雰囲気をオンラインに再現する」ことなのではないかというものでした。
(オンラインでの情報発信=採用広報ではないので、あえて限定的な書き方をしてます)

パネルディスカッションでは記事の切り口の話も出ていたのですが、「熱量をそのまま伝えるのが大事(note水野さん)」「組織の日常を発信する(Wantedly小池さん)」「社内を歩けばネタは見つかる(メルカリ西丸さん)」といった発言がありました(言葉そのものはメモからなので正確ではありません><)。

情報発信しましょう!と言われると「代表のインタビューが日経ビジネスに載りました!」「~億円調達しました!」なんて特別なことを考えてしまう人も多いけど、そんな有事のときよりも、会社の中にありふれている日常からにじみ出るもののほうが必要とされてたりする。

だって、note proを採用に活用しているZaimさんのnote記事のなかで、もっとも応募に貢献してるの、この記事らしいです。

ちょっと意外じゃないですか?でも、読んでみるとなんとなくわかる。なんかすごくzaimを好きになる感じがある。

で、「会社の中の雰囲気をオンラインに再現する」につながるのですが、オンラインで会社の雰囲気をより解像度高く体験してもらうことで、

・転職を検討していない潜在層からは「ゆるやかな好意」を
・転職を検討している顕在層からは「ここで働けるのかのリアルな判断」を

得られるのではないかなと。

つまり、採用を目的とする情報発信は、会社への”良い”認知の拡大と、会社にマッチする人からの応募に一番効くのではないか?これが考えたことです

それを踏まえてKPIは何にする?

ここで、KPIについて登壇者の皆さまの発言をまとめたツイートを引用します。まずはnoteの水野さん。

noteは転職意向に関係なくユーザーが集まってくるプラットフォームなので、採用広報の文脈ではどちらかというと認知拡大に最適だと思いますが、「スキ数」とか「読了率」って、企業(もしくはその企業の中の人)への好意を表してくれそうだなと思います。

※note proのダッシュボードでは「スキ率(スキした人/閲覧した人)」「読了率」が見られるそうです。めちゃいいですね。

次にメルカリの西丸さん。メルカンはKPIを設けていなかったそうですが(すごい😲)現在設定中。

定量指標として滞在時間を置くのが特徴的だなと思います。メルカリのカルチャーを体験してもらうという面で、確かに滞在時間は意味のあるKPIになりそうです。オウンドメディアを見ているユーザーの体験をどう測るか、難しいですね。

最後にWantedly小池さん。

この「応募者数と書類選考通過数の一致度を高める」っていう指標、めっちゃいいなと思いました。「会社にマッチする人からの応募」を測れるな~と。

まとめると、イベント内で上がったKPIの例は以下となりました。

・noteへのスキ数
・noteの読了率
・インタビュイーへのアンケート調査(定性指標)
・滞在時間
・応募者数と書類選考通過数の一致度

なんとなく、とりあえずPVや記事経由の応募数とかをKPIに置きがちですが、それらの意見は出てきませんでした。

全員共通していたのが、「情報発信を通して何をしたいのか」からKPIを逆算する思考でした。なので、採用広報のKPI設定の模範解答は「目的から逆算してください!」ではあるのですが、先に挙げた数字そのものもすごく参考になるのではないかなと思います。

そして個人的には

・ゆるやかな好意の拡大
・マッチ度が高い人からの応募数増加

を数値化する指標を自社に合わせて設計するのが良さそう、とまとめました。まだまだ模索しなきゃではありますが、現時点ではこんな風に考えたいなと

その他印象的だったところまとめ

KPIを中心にお話してきたのですが、イベントではそのほかの話題でも有益すぎ、学びありすぎ、な感じだったので、いくつか個人的に特に推したいツイートをご紹介して終わります。

▼会場が沸いた「記事はラブレター」byメルカリ西丸さん

▼インハウスエディターは「記事作りやさんじゃない」って話

▼採用のための情報発信、何から考えればいいの?への回答として

▼水野さんの「noteを上手に活用するためのTipsたち」が有益すぎる

▼私にだだ刺さりした、Wantedlyさんの1次面接の考え方

▼Twitterでわかりやすいと話題のオウンドメディア/Wantedly/noteの違い図解

その他、「#リクルートメントマーケティング」は金言満載なので、本当におすすめ。

CO-NECTARでもちゃんとしたイベントレポートをアップ予定なので、よかったらこちらをフォローしてみてください😊


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