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最高なドラマをありがとう....

この夏私の心を一番動かしたであろう最高の教師、見終えてしまいました。
3年A組制作スタッフが再集結して創られたというこのドラマ。
もちろん似ている部分もありましたが、現代の問題に切り込んで、私たちに問いかけて向き合うこと、考え続けることの大切さを教えてくれたように思います。

昨日放送された最終話は、九条先生を突き落としたある生徒との対峙。
「変わらない貴方へ」という表題で、前半は風のように流れていって後半は先生と生徒の場面。じっくり時間をかけて映すのはちゃんと伝えたいという意思を制作側より感じました。

彼が言っていた

”白黒の世界に見える”
”自分を押し殺して生活して何をしていても楽しくない”



と言う心理は、社会を経験した誰もが分かるのではないでしょうか。
数年前の自分がこのような心理状況に近かったと思います。
何を言っても響かない表情や、1人では怖いから関係ない人を巻き込む脆弱な心。そのもろさは、高校生の子どもの部分と社会を俯瞰している部分が共存しており、彼は誰にも相談できずに心の底ではすごく辛かったんだろうなと計り知れない思いが感じ取れ苦しくなってしまいました。

そして、生徒みんなが助けに来るという展開は予測できたんですが、旦那は予測してなかった。見守ってくれて助けてくれてありがとう!!
あの日の朝食の会話は、穏やかなようで絶対に何がっても妻を守るという熱い思いが言葉の端々に伝わり感動してしまいました。

鵜久森ちゃんを筆頭に生徒が変わっていって、最後には生徒に助けられた展開となって…..
念願していた展開だからこそ“よかった”とテレビの前で何度もつぶやいてしまいました。ほんとうに助かってよかった……

テレビでは最終回を迎えましたが、huluではオリジナルストーリーとして卒業してから2年後、同窓会をしている生徒の様子も配信されています。
これがドキュメンタリー風で、セリフではなく俳優さん自身のことばで伝えてるんだろうなと思える創りとなっており、是非観てほしいなと思います。

私の心の中にしまっておきたい、ドラマのひとつになりました。
出会わせてくれて、ありがとう。

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