2020.5.19Aさんセルフモニタリング事件編

この直前に公開したセルフモニタリングと対になっています。同じ事件を扱っていて、ピアグループのメンバーがその人視点でモニタリングをした内容になります。


【セルフモニタリング】
出来事
→タイムラインにスキーマ療法(古典的なやつ)を初めた人のツイートが流れてきて、リツイートしてスクショのコメントをした。
そしたらその人を傷つけてしまってみたいで、謝罪をした。

思考
→リツイートした時
古典的な方法めっちゃつらいよね…こんなに頑張っててすごいえらいな……泣きそう。この人すごいえらいな。こんなに頑張ってるんだからもっと楽な方法があることを知って欲しいな…。自分もちょっとだけ古典的な方法やってみたことあるけど超つらかったな……自分にはできなかったな…この人頑張っててすごいな……このくらいガッツあったら回復も早いかもしれない。自分も頑張らなきゃな……もっと楽にできるのに知らない人が多いの悲しいな……

その人が傷ついたとツイートとしてるのを発見した時
え?なんで??
あ……この人のスキーマか……そっか、初めたばっかりの人だったら不適応的スキーマ強いよな……自分の言葉をひねくれて受け取っちゃうのも当然かもしれない。悪いことしちゃったな…申し訳ないな…どうやって謝罪したらいいだろう。とにかく謝りたい。
自分が悪くないことは頭ではわかるけどこの人が傷ついているのをみるとすごく責められている気分になる。これは自分のスキーマだな。ペアレントが人を傷つけるお前は最低だって言ってくる。
でもグッドペアレントが仕方ないことだよ、回避できなかったことだよ、悪くないよって言ってくれる。
でもあなたの不適応的スキーマとかモードの問題ですよって言っても今のこの人には伝わらないと思う。だとしたら表面的以上の謝罪をすることは不可能だ。困った。本当はもっとちゃんと謝りたいのにそれをするとこの人のスキーマをもっと刺激してしまう。どうしたら適切に謝れるだろうか。無理だ。この人には今何を言ってもスキーマを刺激してしまう。ただ謝るしかない。
やっぱり古典的な方法はダメだよなぁ…もっとカジュアルにやってれば自分の言うことも伝わるかもしれないのに…。難しすぎるよな…悲しい……

感情
→リツイートした時
尊敬70%
悲しさ80%

傷ついたツイートを発見した時
ドキドキ90%
申し訳なさ100%
自己嫌悪40%
悲しい90%

不適応的スキーマ
→情緒的剥奪スキーマ
巻き込まれスキーマ
未発達の自己スキーマ
失敗スキーマ
服従スキーマ

適応的スキーマ
→自己信頼スキーマ
セルフケアスキーマ
不完全さの受容スキーマ

モード
→怯えるチャイルドモード
自分に対する懲罰的なペアレントモード
服従モード
グッドペアレントモード

中核的感情欲求
→安全でいたい

行動
→傷つけてしまったことを謝罪する。
モニタリングする。
歯磨きをしていつもの生活をする

身体反応
→ドキドキ

コーピング
→モニタリング

サポート資源
→モニタリングする元気
大丈夫?と声をかけてくれたBさん

生得的気質
→わかんない

感想
→むずかしい

サポートありがとうございます。みなさんのサポートは、スキーマ療法や発達障害、当事者研究に関する書籍の購入やスキーマ療法の地方勉強会、ワークショップ開催などの費用に充てたいと思います。