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まりん流 哲学対話のやり方をまとめてみた

●哲学対話とは


①あるテーマや問いについてみんなでひとつの脳になったつもりで考える活動
→哲学対話の脳細胞モデル
②時間内に答えを出すものではない
→時間内に答えの出ないことばかり。すぐには答えの出ないもの、答えが複数あるもの、問いの立て方が間違えていて答えにたどり着けないものなどいろいろある。答えを焦らない。

●進行の仕方


①コミュニティボールを使います。
②コミュニティボールを持っている人「だけ」が話す権利を持ってます。
③コミュニティボールを持っている人は次に発言するために挙手をしている人の中から好きな人を指名することができます。
④コミュニティボールを持っている人は自分が話している最中に他の人が発言のための挙手をしても「自分が話し終わったと思うまでそのままずっと」話し続けている権利があります。
⑤コミュニティボールを持っている人はコミュニティボールを持ったまま「黙っている権利」もあります。何も話さずコミュニティボールを持っているだけでもいいです。
⑥話終わったら「話終わった」としっかり言ってください。ただし、発言権は次の人に回すまで維持されるので、コミュニティボールは見えるようにしてください。オフラインの場合は、次の人を指名して、発言権を譲ったら、コミュニティボールを見えないようにしてください。

●わたしの役割


①私は進行役ではありません。
②私はタイムキーパーとレクチャーをします。
③それ以外の時間はただの参加者です。
④この哲学対話は全員が進行役だし、誰も進行役ではありません。


※脳細胞モデルと対面哲学対話のツールについては別記事にします。

●哲学対話のルール


①何を言ってもいい
→反社会的なことや非倫理的なこと、喜怒哀楽の感情表現含む全て。共感も。共感に対する不快も。
②逆に何も言わなくていい
→なんなら何も言わずに途中退出してもいい
③話がまとまってなくてもいいし、自分でもよくわからないことを言ってもいい
→自覚があるなら、まとまってないとかわからないことを言うと言ってくれると親切
④意見が変わってもいい
→自覚があるなら、意見が変わったと言ってくれるとわかりやすくて親切
⑤知識ではなく自分の言葉で
→本で読んだ内容を話してもいい。読んでない人にもわかるように自分の言葉に翻訳して共有してほしい。なんの影響も受けない自分の考えなんてないから、他の人や本から影響のあることを話してもいい。だけど、みんなに伝わる言葉で話そう。
⑥小学生に話すつもりで
→自分や相手を小学生だと思ってはなす。話すスピードや言葉選びに気を付けてみよう。
⑦お互いに問いかけ合う
→脳細胞になろう
⑧自他共に否定的な態度を取らない
→ガン細胞にならないように
⑨みんなで一つの脳になって考えよう
→自分の中での考えとみんなでの考えがズレてもいい。ズレたままでもいいし、自分の考えをだしてズレを修正しようとしてもいい。

●オンラインの場合のハンドサイン


①ハンドサインは相手に伝わるまでしっかりゆっくり長く出す。
→通信問題や画面の問題で見逃すことがあるため。
②親指を立てる。丸を作る。
→OKサイン、共感のサイン。
③×しるし
→聞こえません、パスします、了解しません。など
④挙手
→発言したいとき。パーの手の形で顔のそばや顔にかぶるように出す。
⑤両手挙手
→ヘルプサイン。要優先。または対話の運営に関わること、ルールに関わることなど。困ったときに出す。あるいは困ってそうな人を見つけたら出す。


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