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自然のこえ


こんにちは!


私が子供の頃
夏は八ヶ岳のキャンプ場に行くことが恒例行事だった。

川で魚を追ったり
川の冷たい水で冷やしたスイカを食べたり
高山植物の存在を知ったり

突然の雷雨も怖がりながら楽しんだり
自然の中で食べる炊き立てご飯が異常に美味しく感じられたり。

夜は虫や蚊にくわれながら
木の棒の先に油を染み込ませた軍手に火をつけて
ランプの代わりにして
謎の探検隊ごっこをしたり。



結婚するなら
「火をおこせて飯盒で美味しいご飯が炊ける人」
とか言っていたぐらいだ。


今でも
目を閉じて深呼吸をすると
朝の薄暗い山の中で
清々しい空気を
鮮明に感じることができる。


私が小学2年生の年のキャンプの帰り道。

私たちを乗せた車のラジオから
小学校の友達の名前が聞こえてきた。


母親が「シッ」と口元に人差し指を立てると
家族が一気に黙り込みラジオに一点集中した。


「○○○○さん8歳が川に流されて死亡が確認されました」


一瞬時がとまり、家族が目を合わせた。
それは間違いなく隣のクラスの友達だった。

死ぬこと
終わること

深く考えるきっかけになった出来事だった。


みんな頭の中では分かっている。
自然の力には到底敵わないってことを。

自然は思うようにならない。
でもなぜか自然を無視している。

どこか人間が一番偉いと思っている。



足立区北区周辺で
ケープくんが出没したのも

「もともとここは自然しかなかったんだよ」

って人間に教えに来たみたいにね。


子供の頃から自然の中で遊ばせてくれた
親にはとっても感謝している。

今思うと自然からたくさんのことを学んだな。



今日もありがとう!


追伸

我が家のお米もぐんぐん成長しています。
なんか稲の所々に透明の毛が生えています。

ご縁に感謝します。ありがとうございます! 只今、五感をフルに刺激する作品を仕込み中!