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【本】ジェイソン流お金の増やし方①

■前書き

日銀のマイナス金利政策が続き、円安がますます進み、たんに銀行にお金を預けているだけでは資産は増えない。また、ここ数年、暗号資産やNFTなど、お金の新しい形も出てきている。
たまに、銀行預金の利息のお知らせを見ると、目を疑うほどのちっぽけな利息しか付かず、もう何十年と働いている割に、豊かになったと思うほど預貯金の金額は増えていない。
しかし、考えてみれば、単に銀行預金をしていただけ。以前はこの方法で良かったのだろうけれど、マイナス金利の今、銀行にお金を預けているのは、ただ資産が目減りしていくのを黙って見ているのと同じこと。
そういえば、今までちっともお金の勉強というものをしてこなかった。
加えて、うちの子が来年から社会人になり、実際にお金を自分で稼ぐフェーズに入る。娘には、「お金の勉強」をきちんとしてもらい、自分の人生を豊かにするためのお金を得てもらいたい。
ならば、まずは自分から勉強していこうではないか。
読んだ内容をここに書き留めて、後で復習することにしよう。

1冊目は、厚切りジェンソンの「ジェイソン流お金の増やし方」。お笑い芸人であり、IT企業の重役であるジェンソン氏の投資の考え方とノウハウが惜しげもなく書いてある本。

■投資をしないのは無駄遣い

投資、資産運用の種類を調べる。種類ごとの詳細を理解する。
メガバンク金利 0.001% 100万円預けて1年に100円
ネット銀行金利 0.01~0.02% 多少良い
銀行に預けているだけでは絶対にお金は増えない。お金を働かせなければお金が増えることはない。
アメリカ 預貯金13.7% 株式32.5% 投信12.3%
2019年金融庁は95歳まで夫婦で2000万円の金融資産が必要といった。
28年後に日本の公的年金の支給水準は2割減する。
2022年から高校の家庭科で資産形成、投資教育が始まる。
〇投資の考え方
世の中の素晴らしい商品やサービス、価値を生み出す事業に、自分のお金を使って支援する⇒その事業が世界を豊かにし、リターンで自分も豊かになる

■目指せFIREとしたいが(笑)

FIRE=Financal Independence and Retire Early
(経済的自立と早期リタイア)
⇒資産運用をすることで得られる不労所得で生活費を賄えること
⇒できるだけ支出を抑えて、なるべく資産運用に回す
・FIREをするために必要な資産の目安は、「年間支出の25倍」という研究
(年間支出の25倍の資産を築けば、年利4%の運用益で生活費を賄える)
例:年間200万円の支出なら、資産5000万円を年利4%で回せば賄える。

〇経済的な自立=安心と自由のフリーパスポートを得る
       =自分で仕事と時間を自由に選べる
いきあたりばったりの生活から脱出して、こつこつとお金を積み立てていけば、高い確率で経済的にも精神的にも豊かさを手に入れられると確信している。

■3つの手順とマネーリテラシー

①支出を減らす  ②残りのお金を投資に回す  ③待つ
具体的にはトータル・マーケット・インデックスファンドに投資をし続ける
・個別銘柄に手を出さない
・投資信託しかしない
マネーリテラシーがなければ投資は成功しない。
日々の生活の中で「そのお金の使い道は本当にその価値があるのか?」が判断できるかが一番大切。
元金10万円を年利5%で運用、1年後に10万5000円、2年後に11万250円…
n年後のお金=元金×(1+利回り)n乗

■お金を稼ぐ2つの方法

①今の仕事を頑張ってもう1つポジションを上げる
=自分の市場価値を上げることで、自らのスキルと仕事のポジションを上げる
②積極的に副業をする=投資に回せるお金が増える
メインの仕事とは別のことに挑戦する⇒収入を得る方法をもう一つ持つ
・常にどうすればお金を増やす確率が高くなるかを考える
⇒投資のリスクは自分ではコントロールできないが、自分の人生のリスクはコントロールできる。
⇒できれば若いうちにリスクを取る(転職、失敗してもリカバーできる)

■支出を見直す


資産を形成する上で大切なのは、投資額を増やすこと。
最初にやるのが、支出の見直し⇒支出を見直した方が、新たに所得を生み出すよりはるかに費用対効果が大きい。固定費を見直す、減らす。例:スマホ代、サブスクのサービス 
・支出の見直しには、「可視化」が必要
自分が稼いで購入したものが対価に見合う価値かを考える。毎日気軽に買っているコーヒーは本当に、その価値があるのか?税金も含まれている。
・物の節約と浪費しない工夫=お金を稼いでいるのと同じ
収入と使えるお金は比例しない。人は「快楽順応」しがち。

②につづく


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