朝、イメージの断片|2020年6月14日の日記

トイレ
 クンデラ『存在の耐えられない軽さ』
  文庫本を人に貸したままだ
   つぎに会えるのはいつになるのか
 デュシャン「泉」
  便器をみてデュシャンを思いだす安直さ

たまごを割る
 『ハリー・ポッター』のハグリッドが育てていた卵
  不死鳥、手塚治虫
 たまごうまく割れたことない
  殻が思ったより硬くない?
   でも殻としてはもろすぎる
 たまごの不気味さにぎょっとする
 鶏卵
 にわとりが先か、たまごが先か
  鳥は恐竜か、恐竜は鳥か
   子ども科学電話相談をきこう


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「トイレ」からはじまる日記もどうかと思うな。脳内で連想ゲームがはじまったとき、けっきょくそれらを掘り下げることができない浅薄さがいやになる、から書いてみた。起きてすぐのこと。


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 近代式トイレの便器は、睡蓮の白い花のように床のうえに立っている。人間の体がその悲惨を忘れ、みずからの内臓の排出物が、タンクから引かれる水によってジャーと追い出されるときにどうなるのかを知らないようにと、建築家は不可能なことをおこなう。その配管がたこ足のように私たちの家のなかまでやってきているというのに、下水管は私たちの目から入念に隠されているのだ。そのため、私たちの化粧室、寝室、舞踏会場、議会などがそのうえに築かれているにもかかわらず、私たちは目に見えない糞のヴェネツィアについてはなにも知らないのである。

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クンデラ『存在の耐えられない軽さ』、西永良成訳、池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 第24巻 Ⅰ-03、河出書房新社、p.180


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8時のアラームで目をさます。メールを送信する。10時までベッドにとどまる。ヨ田さんの「城日記」をよむ。

わたしもゆっくりと本を読むことをしてみたいと思う。note という場ができたから、いよいよ『星の王子さま』をよむときではないかと考える。一日一文、できるかな。とにかくきょうやってみようか。


起床、部屋の床の拭き掃除、朝ごはん。子ども科学電話相談をきく。おやすみの日は朝からずっと日記(?)を書いている。

13時からオンライン練習。知らなかった話がたくさんあっておもしろかった。とくにブーゲンハーゲンの『統一受難記 Passsionsharmonie』から《十字架上の七つの御言葉》の各楽曲がつくられたことについて、もうすこし調べてみたい。

練習のあとすこし自主練をして、note をひとつ書いた。

がんばらないぞ~


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スクワットをして、夜ごはんをつくって食べ、買いものへ行き、またパソコンにむかう。メールを1通送る。

土日のあいだ、ほんとうにずっとパソコンにむかっていてつかれた。いくらかはただインターネットをしていただけだけど、週末にすべきことのうち何割かはできたといっていいだろう。

はやめにパソコンを落とし、すこしだけ本を読んでから寝よう。


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メモ

食事
https://scrapbox.io/marimo-alt/2020年6月14日にたべたもの

日課
・スクワット 20回 3セット
・日曜の散歩 ログインボーナスをえる

ラジオと動画
・子ども科学電話相談 春スペシャル
・オモコロチャンネル
・匿名ラジオ

読みもの
・『日本国語大辞典』をよむ(今野 真二) | 三省堂 ことばのコラム
──第21回 漢字の意味がわかりますか

使わない語のことについて知ってもしかたがない、という考え方もあるだろう。しかし、どういう「発想」で語がつくられているか、ということを知ることにはおもしろさがあるのではないだろうか。

この「おもしろさ」は生活の余剰で、だからこそ意味がある。

・高橋源一郎「一億三千万人のための『論語』教室」
──「コロナの時代」に「論語」を読むこと。21


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