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物事を続けるには。


私は物事を続けるのが苦手だ。好奇心旺盛で、色んなことに興味を持つのだが、すぐに飽きてしまう。

家計簿も、ストレッチも、日記も、毎日続けようと意気込んでスタートするのだが、続いた試しがない。書きかけ日記帳、いくつあるかな…

でもこの前、どなたかのnoteで、習慣化の秘訣は、誰かのためにすることだ、というのが書いてあって、なるほどと思った。

今私が唯一続いていることに、散歩がある。そう、これは息子と一緒にしていることだ。

育児の本に、子どもが1ヶ月を過ぎたら、天気の良い日はなるべく外に出かけましょう、と書いてあった。外気に触れることで、子どもの五感が発達するそうだ。

それからというのも、雨や寒い日以外はほとんど毎日ベビーカーで散歩に出掛けている。息子が産まれて4ヶ月が経つが、いまだに続いている。

まだ4ヶ月と思うかもしれない。でも今まで何を始めても数日で終わることの多かった私にとっては奇跡に近い。

なんでこんなに続けられるのだろう。そう思っていた時に読んだのが前述の記事だ。たしかに、私というよりは、息子のためにと思っているから、続いているのかもしれない。

思い返せば、妊娠中も安産にいいと聞いて始めたマタニティヨガは、始めてから出産まで続けることができた。でも、出産後に再開したら続かなかった。

これは、息子を元気に産むためと思っていた産前と、自分の体をよくしたいという産後の、目的の違いにあるのかもしれない。

そういえばこの前、夫に料理を褒められた時、「一人暮らしだったら、もっと適当に作ると思うんだよね〜」と話したら、「たしかに、まりもは誰かのために頑張るタイプだよね。」と言われて、ハッとした記憶がある。

そうか、私は誰かのために何かをしたい人なのか。だから、自分のために続けられないけれど、誰かのためなら続けられる。そう思うと、ただの飽き性だと思っていた自分のコンプレックスを少しだけ認めることができた。

…と、ここまで書いてきて気づいたけれど、自分のために続いていることが一つあった。このnoteだ。これだけは、誰のためでもなく、自分のために書いている。

自分が日々思っていることを言葉にしてみる。それが誰かの心に届く。そして、私も誰かの文章に心を動かされて、またこうして文章を書く。なんて素敵な世界だろう。

そう考えると、自分のやりたいことが、知らぬ間に誰かのためになっていることもあるのかもしれない。

何事もそう捉えれば、私の飽き性も克服できるだろうか。まあでも、こんな自分を少し好きになれたんだから、とりあえずこのままでよしとしよう。

そうこうしているうちに、息子の泣き声が聞こえてきた。どうやらお昼寝から目覚めたらしい。

さて、今日もお散歩に行ってくるとしますか。



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