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ぼーっとする時間と、本を読む時間と。

この前、自分の歯医者に行くために息子を一時預かりに預けた。長めに預けたので、一人でお昼ごはんを食べられるぐらいには時間に余裕があった。

久しぶりにオシャレなカフェでパスタを食べた。席に座り、一息つきながら何をしようか考える。家にいる時も、息子がお昼寝をしている一人時間はいつも、YouTubeやドラマを見たり、noteを読んだりしているので、ひとまずスマホを取り出す。

しかし、今日に限ってみたいYouTubeやnoteが見当たらない。手持ち無沙汰になり、窓の外に目をやった。立ち並ぶビルや走る車、近くの喫煙所では職場仲間だろうか、男女が何やら楽しそうに雑談をしている。

そんな景色を眺めているうちに、久々に頭が空っぽになる感覚を覚えた。なんだか、何もせずにぼーっとするの久しぶりだなぁ。

なかなか取れない一人時間には、ついあれをしたい、これをみたいと色々な予定を詰め込んでいた。せっかくの時間なのに、結局それらに追われてバタバタしているうちに息子が起きてしまうなんてこともしばしば。休んでいるはずなのに、休んだ気がしなくて、頭はいつもフル回転だった。

たまには本当の意味で、何もしない時間も必要なんだなぁ、改めてそんなことに気づいた時間だった。

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そして、これはまた少し違うけれど、最近また本を読むようになった。きっかけは、息子の絵本を借りによく足を運ぶ市民図書館で、スマホから本を予約して借りられると知ったこと。いつも絵本を借りる時はバタバタしていて自分の興味のある本まで探す時間がなかったけれど、これなら受付でスムーズに借りることができる。

そこで読んでみたかった本を何冊かさっそく借りて、隙間時間に読んでいる。すると、やっぱり本っていいなぁと思った。

「物語をみる」でもドラマとは違って音や映像がなくて、しんとした世界で頭の中で自分で物語を描ける。「エッセイを読む」でもnoteと違ってスマホをどんどんスクロールするのではなく、ゆっくりと自分のペースで活字を目で追いページをめくれる。なんというか、デジタルで触れるのとは違って、のんびりと余白を感じながら楽しめる気がするのだ。

そして本を読むと気持ちが落ち着いて、読んだ後も、ゆったりとした気分で過ごすことができる。だから、本を読むことは日々の生活にゆとりをつくることに繋がる気がする。

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そんなことを、ここ数日の体験から感じることができました。心に余裕が生まれるという意味で、この2つには共通点があるのかなぁと思ったりして。

私のような子育て中のお母さんに限らず、近頃は世の中全体が忙しなくて、普通に生きているだけでもせかせかとしてしまいがちな気がする。だからこそ、こんなふうに世の中のスピードとは違ったペースを自分でつくって過ごすことって大切なんじゃないかなぁと思ったり。

私もそんなことを意識して、日々をのんびりとした気持ちで過ごしていこう思います。


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