エッセイと人生。
どなたかのnoteの記事を見て興味を持って買ったエッセイ、瀬尾まいこさんの「ファミリーデイズ」。
もともと瀬尾さんの小説は何冊か読んでいたので、瀬尾さんの子育てのお話は面白そう!と思い買ってみた。
すると、やはり考え方や視点がユニークで、時にクスッと、たまにホロっとさせられながら、楽しく読ませてもらっている。
わかる〜と思わず頷きたくなる話や、これから自分の息子もこんなふうに成長していくのかと少し先の未来を考えられる話もあって、共感と学びの多い本だ。
そして、ふと思った。もし、自分が子どもを産んでいなかったら、多分この本をこんなに楽しめなかっただろうなぁ。というか、そもそもこの本を手に取っていなかったと思う。
そう思うと、子供が産まれたことで読む本や、楽しめる内容が広がったんだなぁと、なんだか嬉しくなった。
年を重ねて色んな経験をするうちに、学園ものや仕事の話、家族の物語など、どんな物語を読んでも、色んなストーリーに自分を重ねて、感じるものが増えているのだと気づいた。
それは自分の生きてきた人生が、本を読む楽しさを深めてくれている気がして、日々を生きる面白さをまた一つ、知ることができた。
ちなみに、この本と一緒に買った、上白石萌音ちゃんの「いろいろ」というエッセイも、とても好き。
書き方や視点が本当に素敵だと思うし、きっとご本人の人柄もすごく素敵なんだろうなぁというのが伝わってくる。
まるで萌音ちゃんが読み語りしてくれているような、柔らかい温かいエッセイです。優しい気持ちになりたい時にぜひ。
ということで、なんだか私のおすすめ本の紹介のようになってしまいました。
でも、今までは読むのは小説ばかりで、エッセイを買ったことがなかった私が、その面白さに気づけたのは、紛れもなくnoteのおかげ。
ここで読むたくさんのクリエイターさんのお話が楽しくて、エッセイの良さに気づくことができた。
そう考えると、noteを始めたことも、私にとって大きな転換点だったんだなぁ。noteに出会ってよかった。
では、今回はこの辺りで。