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食べたいものが思い浮かぶって幸せだ。

育休中の私にとって、毎日の楽しみの一つが、夜息子を寝かしつけながら、次の日のごはんのメニューを考えることだったりする。

次の日のお昼は何を食べようか、晩ごはんは何を作ろうか。冷蔵庫の中身を思い返しては、作れそうなメニューを考え、その中から今の自分が一番食べたいものを想像する。それが決まると、もうすでに次の日のごはんが楽しみになって、ワクワクしながら眠りにつくのが最近のルーティンだった。

ところが、2人目を妊娠してからつわりの影響で、全然食べたいものが思い浮かばなくなった。1人目の時は、全くつわりがなかったので、私にとっては初めての経験。今までの風邪を引いて食欲が湧かないことはあったけれど、数週間に渡り食欲を失い、食べ物を想像するだけで気持ち悪くなることはなかった。

食べることが楽しみだった私にとって、それは地獄のような時間だった。朝起きても全然食べたいものが思いつかない。キッチンに立って料理するするのも気持ち悪い。なんとか食事をできたかと思うとそのあとずっと吐き気がする。なんなら、料理が出てくる本もテレビも見ることもできなくなった。

いつもそんな感じなので、以前のように夜に布団に入りながら次の日のごはんを想像することもできなくなって、毎日の楽しみが半減してしまった。そうして何とかやり過ごすこと数週間、だんだん気持ち悪さがなくなってきて、食べたいものが思い浮かぶようになった。

(あ、〇〇が食べたいかも…!)そう思った瞬間は、本当に嬉しかった。あまりに食べたいものが考えらなくなっていたので、もうずっとこのままなんじゃないかとさえ思っていたので、飛んで喜んだ記憶がある。

そして、それを実際キッチンで自分で楽しく作れて、美味しく食べられた時には、久しぶりに幸せを感じた。やっぱりご飯を美味しく食べられるのは最高だ。

さて、明日は何を食べようかな。美味しいご飯を食べられる幸せを感じながら、今日も布団にくるまって、明日のメニューを考えようと思います。