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休職日記#4_産業医面談の記録

休職4ヶ月目に突入。
1ヶ月半ぶりの産業医面談があった。

最近の体調やカウンセリングに通っていることを話した後、質問はあるかと聞かれてこう言った。

復職した人たちが復職しようと思えた気持ちが
分からないし、自分が復職しようと思う日が来る
ことを想像できない。

”やることなくて暇だな、そろそろ働くか〜”
とかそんなもんだよ。
無理に働こうとしなくていい、
無理に前向きにならなくていい。

産業医からそう言われて、少しだけ心が軽くなった。


続いて、産業医からの質問のターン。
今後どんな人生にしていきたいかという問いだ。

時間にも心にも余裕を持って
毎日を穏やかに暮らしていきたい。

頑張ってそう答えた。

“そうなったらどんな生活ができると思う?”
産業医からの投げかけが続く。
ざっくりしたイメージでもいいよと。

私はこの時点で
なぜか涙が溢れて止まらなくなっていた。
言葉を発するまでに時間がかかった。

朝起きて
ご飯を食べて仕事に行って
お仕事をして
家に帰って好きなことをして
お風呂にゆっくり入って
暖かい布団で寝る

私の思い描く生活を口にしながら、
なんて当たり前のことを言ってるんだろう
と思った。

本当は、青空を見て背伸びして深呼吸するとか
観葉植物にお水をあげるとか
家族とたわいない話をして笑うとか
そんな自分のイメージも浮かんでいたけど
何だか恥ずかしくってそれは言わなかった。

「生活を楽しむくらいの余裕を持ちたいんだね」
と言われて、ああそうだと納得した。

私の幸せは毎日の生活の中のささやかな出来事の集合体だ。

寝る間も惜しんでバリバリ働くこの会社にいても
私の求める理想の生活は送れないなと改めて思った。

遅かれ早かれ自分で決断しないといけない。
自分と向き合うことから逃げてばかりじゃいられないな。

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