フェミニストになった経緯

<1>

私がはっきりと「自分はフェミニストだ」と自覚したのは26歳の時です。

そして、これがフェミニストになったきっかけだ!という1つの出来事はありません。

昨日フェミニストじゃなかった私が、今日フェミニストになったというわけではなく、徐々に徐々にフェミニストになっていきました。


<2>

私は醜形恐怖症であり、整形をしていると毒親の記事で書きました。

Twitterの整形垢を以前はもっていたのですが、整形は大金がかかるため、整形界隈の多くが風俗嬢の人たちでした。

整形の情報収集のためにそういった人たちをフォローしていたのですが、彼女たちは整形の情報のほかに、風俗嬢としての愚痴をツイートしていました。

彼女たちの愚痴は、愚痴と片付けていいほどの代物ではなく、体を傷つけられたり命の危機すら感じられる体験ばかりでした。

具体的な内容はぜひツイッターで風俗嬢の方のツイートを見てほしいのですが、

・女性器を乱暴に扱われ出血した

・ソープではないのに本番させられそうになった、させられた

等は頻繁にみかけます。

日常的にこのような危険にさらされる仕事が現代にあっていいのか、と強く思いました。

・女性器を乱暴に扱われ出血した→過失傷害罪ですよね

・ソープではないのに本番させられそうになった、させられた

→強制性交未遂、既遂罪、ですよね

しかし、そのような罪でその客が裁かれたという話は聞いたことがありません。

せいぜい出禁になったとか、ボーイに脅されたとか、警察に通報された、とかその程度です。

警察に通報しても、起訴されたという話は皆無です。


こんな理不尽が世の中にあっていいのか。

同じ女性として強く怒りを感じました。

これが女男逆なら、このような危険は体格差からかなり少ないですよね。

実際、女性用風俗の男セラピストが本番強要されたという話は聞きませんし。

(本番したいとねだる女性客はいるようですが、無理やり、力づくで、という話は皆無です。)

風俗嬢の方のツイートを見ていくうちに、女と男の不平等さに、強い疑問と怒りがわいていきました。


<3>

そんな風俗嬢の方のツイートを見ていてまったく他人事とは思えなかったのです。

自分にはそのような経験がなかったか、と振り返ると、なんとなく蓋をして忘れていた男からの加害された記憶が蘇ってきました。

例えば、18歳の時に付き合っていた彼氏からゴムなしでの性行為を強要されたことがあります。

ゴムありでは許可していましたが、ゴムなしで許可したことは1度もありません。

今思えばこれは立派な強制性交罪なはずですが、その時はこれが犯罪だなんて考えもしませんでした。

そのほか、痴漢にあった経験や、ぶつかり男にあった経験も何度かありまっす。


<4>

夜職関連の方にフェミニストが多いのもうなづけます。

男の醜悪さに気づきやすい環境ですからね。

夜職の方はフェミニストのツイートをよくリツイートしています。

それをみて、どれも「ほんとそれ!!!」と共感できることばかりでした。

フェミニストの人たちは、私が女性として20数年生きてきて言語化できなかった苦しみやもやもやを言語化してくれていたのです。

そうして、24歳ごろから閲覧専用垢でフェミニストの人をフォローし始め、徐々に自分の意見をもちはじめて、今にいたります。




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