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デザイナーは透明化しやすい?

 芸術領域である絵画、音楽、商業領域である本の著者・編集者、漫画…などなど、これら領域の作品では作者(作った人)がきちんとわかるようになっています。
 しかし、デザイナーはどうでしょうか? 大掛かりで、有名・著名なデザイナーならいざ知らず、普段届くようなDMだったり手にするようなパッケージやwebサイト…さまざまなもののデザイナーって透明化していると思いませんか? なんならディレクターだけ名前が載るようなことも散見されます。

 「このデザインが素敵!」 「こんなデザインできるような人とお話ししてみたい!」「このデザインを手がけた人に仕事を依頼したい!」そんなことがあっても、名前が知れている方でなければ叶うことが少ない、そんな気がしています。それってすごく勿体無いと思いませんか?

さまざまなな機会損失

 そんなことを思っている私は、会社内で話題になったクリエイティブを担当した人の名前をリプライ付きで「この人が制作しました!」と紹介するようにしています。
 でもやはり、世間的には仕事が知られず、気持ちよく情報を拾うためのツールというような使い方をされて終わってしまいます。デザイナーとしては本望なのですが、色々なデザイナーが手がけた作品たちは認知されるのに作った本人の名前すらわからないというのは残念です。デザイナーとしてその人が他にどんなデザインをするのかという興味へのアプローチ損失や、この人に仕事を頼みたいという機会の損失につながっていると感じます。
 ただの理想論ではありますが、書籍の奥付けのように担当デザイナーの名前がどこかしらに掲載されるような世界線があったらいいなと思います。

<!-- web領域だったらソースコードに名前をかけるのでは…!? -->

 webデザイナーは、ソースコードにコメントアウトで名前を書くという方法が取れそうだなと気づきました。デザイナーと協業の場合もそうでない場合も、どこかにひっそり入れておくと見つけた時に楽しいし、誰かから連絡がくるかもしれません。
 この記事を読んだwebデザイナーやコーダーの方で興味のある方にはぜひ実践していただきたいなと思っています。
/* こうやって、ディレクション方面ではなくプロフェッショナルを極めていくデザイナーさんたちが、色々な人に知られていくといいなあ */

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