見出し画像

演奏曲紹介その4. : Luis Naón / Alto Voltango


今回は Luis Naón / Alto Voltango について。

5楽章から成り、組曲のタイトルにもなっている第1楽章は国立パリ高等音楽院の先生方(Saxophone: C.ドゥラングル氏、Vibraphone: J.ジョフロワ氏)の為に書かれた作品。
ルイス・ナオン氏ご自身もパリ高等音楽院で電子音楽の教鞭を取っていらっしゃるので、そのイメージ(勝手にこちらが捉えている)のもあるのか第1楽章は第一音から鮮烈な印象。

『ラテン語のaltus(高い) とvoltage(電圧)とを掛け合わせたこのタイトルは高圧電流を連想させる…』 <DuoMärz配布プログラム解説より>


アルゼンチン出身の彼がTangoと名付けたのもあり、(個人的に)演奏していてもステップを踏む様な箇所があったり、時に激しく又はゆったり動いたり…と、まるでダンスをしている様に感じます。

Vib.には叩いた後に圧を掛けて音程を変化させる(下げる)奏法もあるし、全体が5楽章あるので集中力を保つ為 ペース配分に少し気を遣います。

我々がDuo Märzを結成して直ぐの頃に配信した動画。
この収録時も同時に4〜5作品収録していたので、半分白目になりながらの収録でした(笑)
宜しければ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?