見てない方向からボールが来た話。①
こんにちわ。熊木です。
どうしたらイラストで仕事が来るかしら?などを日々考えていると、営業しなくては...ZINEを作って...個展をして...手を動かして...もっと色々な人に見せて...色々な絵を見て吸収し...毎日絵をUPして... などと考え始めると、頭がこんがらがることが大いにあります。(私だけだったらすいません)
そんな中、CHART projectというプロジェクトに参加することになりました。
◎CHART projectとは...
社会課題のグラフをアート作品に変えるプロジェクト
社会課題を表すデータのグラフ(チャート) の線を活かし、アート作品に生まれ変わらせるプロジェクトです。どういうことか?というと、
↓たとえば!(作例は頂いた資料より引用させて頂きました。藤田雅臣さんの作品です。)
こんな感じで、グラフを元に、その課題が解決された明るい未来をテーマに作品を制作することで、ネガティブな課題をポジティブに訴求し、社会課題を楽しんで知ってもらおうというものです。
そして、絵を描いて展示をするというだけでなく、ワークショップやグッズ制作など平面作品に止まらない展開 を行い、多くの人に楽しく社会課題を知って いただきたいというものです。
(このノートではあまり長々とプロジェクトの説明を書く事が目的ではないので、ほんとにかいつまんで説明しました。もし興味があったら上のリンクのムービーを見てみてくださると嬉しいです)
この企画は前に営業をした会社の方にお声がけいただいたのですが、概要を読んだ時に、シンプルに、「とても面白い企画だなあ」と思いました。
テーマを元に制作をする、というのはイラストの基本だし、グループ展や何をするにしても何かお題(企画を束ねる輪ゴムみたいなもの?)は必要かと思うのですが、「猫を書きます」「夏をテーマに」というものとは違う、その先の広がりが想像できる、ちょっと面白いテーマだと思いました。
そもそもイラストの役目として、硬い話題を柔らかく楽しいイメージで伝えるというのは絶対にあるし、こういった形で作ったものが社会の役に立っていくというのは、素直に嬉しい。どれぐらい儲かるかとかそういう事ではない目的のためにもイラストを使っていって良いのだな、と。(今思えば当たり前っちゃ当たりまえなのですが!)
仕事や営業や制作のことで頭がいっぱいになっていた時に、違う視点からこのようなボールが飛んできて、ハッとしたというか。見てなかった方向から話が来て、ふっと肩の力が抜けて嬉しく思いました、というお話でした。
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