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あなたを待てば雨が降る

ピアノラウンジ「有楽町」は、宮古の繁華街イイザト地区にある、開店から40年経った老舗のナイトクラブだ。ママさんが、ピアノの弾き語りをされていたとのことで、マリノが初めてお酒を飲んだお店なのだそうだ。接待などにもよく使われて、きっと宮古の夜の政治はここで行われていたのだろう。現在ママさんは療養中で、息子さんがあとを継いで経営しているとのこと。その息子さんがマリノの後輩らしく、配信ライブの話をつけてくれた。

ピアノラウンジ「有楽町」

台風が来る前にマリノと下見に行ってびっくりした。お店の作りが昭和の世界のままだったから。お客さんのいない時間、ホステスの女の子たちが思い思いの席に座っている。うわー、この感じ❤️。「有楽町」に行くのは初めてなのに懐かしいこの世界。昔と違うのは、ホステスさんたちが、みんなスマホを見ていたことだ。わたしが働いていた昭和の終わり頃にはスマホもガラケーもなかったから隔世の感。

わたしとマリノはカウンター席に座った。中にいたのは店長の聡之介くん。25歳の気のいい若者だった。スタッフの陵真くんも交えて、さんぴん茶を飲みつつ小一時間配信の打ち合わせをした。オーナーの大志郎くんは沖縄本島にいて留守だった。ピアノも少し触らせてもらった。DIAPASONのグランドピアノで優しい音がした。ピアノの後ろの棚には、赤本やら、1001やら、歌謡全曲集やらがたくさん置いてあった。一瞬、若い時のことを思い出してじんとした。

そうちゃんこと、聡之介くん
奥田さん(左)マリノ、マリコ、陵真くん(右)。

使いこまれたこのたくさんの楽譜の本を見たらわかる。ここのママさんは勉強家だったんだな。リクエストたくさんあったんだろうな。お会いしたことはないけどよく知っている人みたいに感じた。

その後台風6号が来たので配信予定の日程を三度延期して、8月7日にやっと収録ができることになった。配信ライブには、撮影と録音が必要でなかなか一人では難しい。今回は予算の関係もあって、少数精鋭でマリノが撮影・編集にまわり、音響をいつも松江で収録を手伝ってくれる奥田隆さんに頼んだ。奥田さんも来島の日を台風で何度もキャンセルしては予約し直し、はるばるやってきてくれた。

収録当日マリノと奥田さんは、朝からお店に行ってセッティングなどの準備。聡ちゃんも、陵真くんも手伝ってくれた。調律師はこの島でこのピアノを扱えるのはこの人だけ、という小禄(おろく)さん(写真撮り忘れました、残念)。わたしやMiuniのみんなは午後入り。演奏はあっという間だけれどこれからが大変だね。マリノ、奥田さんどうぞよろしく!

マリノと奥田さん(右)

夕方の5時には終わり片付けに1時間かかった。Miuniのてぬぐいをデザインしたセレクトショップ、サザンフォックスのリカさんが、片付けを手伝ってくれていた。シールドを8の字に巻くやり方覚えて楽しそうだった。ありがとうー、リカさん。

リカさん(右)と
Miuni
有楽町で会いましょう

というわけで、配信日は、8月19日(土)夜8時から。YouTubeのマリコチャンネルにて無料で何度でもごらんいただけますが、いつものように投げ銭を募りますのでご協力何卒よろしくお願いします。詳細は後日お知らせします。ただ今マリノは絶賛編集中、そして、奥田さんは絶賛ミックス中です。お楽しみに!

さて、収録日はマリノの誕生日だった。翌日Miuniのみんなと、リカさんと集まって誕生会をした。美和さんの実家に集まってお弁当とケーキを食べながらゆんたく(おしゃべり)。手作り感満載の飾り付け笑 最高です、美和さん。マリノの王冠はなぜに。

王様
戴冠式 笑
綾野が「チャールズ国王ぎー(風)」と言っていた。
小さいミラーボールもあります。

一週間に一度くらいの頻度で記事をアップできればと思っています。どうぞよろしくお願いします。