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落ち込んだ時の脱出法:お仕事編

年齢を重ねてくると、いいことと悪いことがある。いいことは、自分が好きなこと、得意なことと、反対に苦手なこと、不得意なこと、それぞれに敏感になるということ。若いころは、ちょっと苦手でもがまんしてやってしまい、耐えられる体力や気力があったけれど、シニアになると、ストレス耐性が弱くなり、すぐ疲れて使い物にならなくなってしまう。だから、自分の限りあるエネルギーを大切に使わねばならない。それには、できるだけ、苦手や不得意なことは避け、好きなことに注力するのが良いのだ。悪いことは、体力やストレス耐性が減少するということ。

仕事の失敗と人生

最近、仕事で失敗して落ち込むことがあった。原因は、単なる不注意と今の若者のSNSのスピードについていけないということで、「年とるとやっぱりだめだなあ。この関係は向いてないんだなー」とへこんでしまった。・・・でも、いや、待てよ。私が不注意なのは、今に始まったことではない。大学の合格発表も、人の学部しか見てなくて「ああ、不合格。浪人か・・・」と勘違いして高校の先生に笑われたし、30年も前に亡くなった父の最期の言葉も「おまえはしっかりしているように見えて、おっちょこちょいだから気をつけろ」だったし。そう、仕事を頑張りだしてからは、若さゆえの体力と、何よりも回りの方々のサポートやフォローがあったおかげでなんとかなってきただけで、こういう失敗はたくさんあったのだ、と気が付いた。もう少し若いころは、自分が失敗したり、へこんだりしたことに、気づいていなかっただけなのだ。

年の功としての回復法

年をとって失敗の打撃にあうと、ちょっとの傷でもなかなか回復できなくなってしまう。次へのパワーがでなくなると、そのまま、次の仕事に影響してしまうのだ。若い頃のかすり傷は、気づきもしないまま修復していたかもしれないのに!次の仕事に影響して、得意なこと、好きなことまで、楽しくなくなってしまうのはかなり困る。年をとってからは、得意なこと、好きな仕事に注力して、ある意味、自分を「気持ちよく」しておくことが、結果、いい仕事につながるとつくづく感じる。そのためには、失敗は、早めの対処をして早くクローズすることが必要だ。①もしまわりに迷惑をかけたなら、早めに訂正し、謝罪する ②単に恥ずかしかっただけなら、とにかく忘れる。③このNoteのように、書くことで「昇華」するのも効果的。

いや、待てよ。年とって、まわりにサポートしてくれる人も少なくなり、自分の失敗に敏感になれたから、こうしたことにも気づくようになったのだが、若くても、私よりもっと繊細な人、敏感な人は常にこうした、小さな失敗に傷ついているのかもしれない。でも、傷口をひとりずっと眺めているよりも、早めに対処、クローズして、自分を気分よくしておくほうが、人生は得なんじゃないか、と考えた。若くても、年とっていても、時間はみな平等に同じだし、機嫌よく仕事したほうがいいに決まっているのだから。

失敗からの脱出法、年の功として、アドバイスするなら、
1.早めに、自分の得意なこと、好きなこと、そうじゃないことを認識し、苦手や不得意なことや環境(ひとも含む)には、なるべく接点を少なくする
2.失敗しちゃったときは、まわりに迷惑かけたら、あるいはほんとに間違ってたら、すぐ修正、すぐ謝罪。
3.その後は忘れる。何か、自分の好きなことに昇華、転嫁する。
私の場合は、「書くこと」が好きなので、こうして書くことで、かなりスッキリする。ので、自分の好きなことを認識しておくのはとても大事と思う。

こうして考えると、ストレス耐性がない、体力がないってことも、「自分と自分の人生を大切に守る」という意味では、悪いことだけではないのかもしれない。

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