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2024年 映画会開催の記録!

こちらは「iitoco!!アドベントカレンダー2024」に寄稿している記事です。

こんにちは。初参加のアドベントカレンダー。今年の出来事として、先日開催した映画会を記録しておきたいと、思い切って参加しました。映画会を企画した経緯や当日の様子、そして私自身が気づいたことをつづります。

さあ、行ってみよー!


母と子どもたちと映画館

佐久は、祖母の家があり、父が育った場所。長らく、お盆とお正月に帰省する場所でした。4年前、そんな思い出の家が空き家になると同時に、私は佐久市内山で、プロジェクトに入って稲作を始めました。

参加している「農業複業化プロジェクト」はこちら。農業を生業とする人から、わたしのような素人まで、10数名で活動しています。

長野県佐久市内山地区で、休耕地や耕作放棄地を農地として再生させ、生きる基本である「食」に少し真剣に向き合い、自ら作れるようになることを目的に活動しています。

https://note.com/masafumiehara/m/m6347f35e6d9b


そんなわけで、これまでよりも頻繁に訪れている佐久。地域の情報にもアンテナを立ていたところ、昨年、佐久市唯一の映画館が閉館するというニュースが飛び込んできました。

えー、なくなっちゃうの?、佐久で映画を観られなくなっちゃうのか…ショーック!!!

年末年始に、久しぶりに会う親戚と映画館に行ったっけ。車だから、映画を観ながらお酒を飲める券をめぐり、ジャンケンしたよな。

仕事が忙しくて、夏休みや冬休みに、母に子どもたちを預けると、母は(体力温存のためにも)子どもたちをよくこの映画館に連れて行ってくれてたし。

母もまた、映画館が大好きで、一人暮らしの母から、「今日も映画館、貸切だったよ」と報告があり、「それは贅沢すぎるね」と笑い合うこともしばしばだった…そんな思い出の場所が無くなってしまうんだ、寂しいなあ…

そうだ!映画会やろう!

そんな中、久しぶりに話した友人が、食をテーマにした映画を制作したことを知りました。すごく想いをもって制作されたことが伝わってきます。映画は、『食べることは生きること ~アリス・ウォータースのおいしい革命~

映画、食べる、農業、地産地消、、、なんか、自分の中でいろいろなことが重なって、ピンときました。この映画を、みんなで観よう、そしてみんなで話したい。そうだ!映画会しよう!!

ということで、自主上映会開催に向けて準備スタート。

複業化プロジェクトのみんなで開催

どうせなら、複業化プロジェクトのみんなでやろうと、お誘い。会場は元メンバーが運営するイベントスペース「トナリデ」。薬膳料理家のメンバーがランチ調理を即決してくれて、みんなが作ったお野菜や加工品も出してくれることになり、素敵なチラシができあがり…

映画会やろうと言っただけなんだけど、あっという間に進んで、広がりがすごい。

そして、ハイライトは、自分たちで作ったお米の販売に初チャレンジしたこと。ネーミングやロゴマークがどんどん決まり、パッケージはピンク色に。自分が生産者として食べ物を売る日が来るとは思わなかったなあ。感動。

なんだか、縁起がよい感じ?贈答用に買われて行きました!


映画会には、東京や長野、塩尻からも友人が参加してくれました。ランチを中心に、佐久の仲間たちと彼らが混ざって、自然と会話が始まります。その場で、「わたしもやりたいと思っていた!」と盛り上がり、次の映画会の開催が決まっていきます。こういう発展は嬉しい!

今回お菓子を出品してくれたメンバーは、最近出品を始めたとのことで、彼女の小さなトライの場所になったのも嬉しかった。

音響チェックもバッチリで、始まりました。奥のキッチンでは、ランチの準備。いい香りがしてくる〜
自分たちで作ったお米をおむすびにして提供。おかずの野菜たちもほとんどが、近隣で仲間が育てたもの。新米の複業米「ふくむすび」・あったか「屯じる(豚汁)」 ・蓮根サブジ&紅芯大根さしす漬 ・お「ちゃ」っこ (大鍋のほうじ茶!)

新しい映画館ができる日まで

キッチンから、あ、こういうのまたやりたいなって思いながら、みんなが話す姿を眺めていました。映画会をやって、感想をシェアしたいと思っていたけど、感想はそれほど大事ではなくて、同じようなテーマに興味のある人がこんな風にゆるく集まって会話する場所をつくりたかったのかもしれない。

ある日、こんなニュースも見つけました。なんと、中込地区に新しい映画館ができることが決まったみたい。佐久に映画館が再び生まれるんだ、期待が膨らむー!

CWF CINEMAS設立のお知らせ
2026年夏、長野県佐久市中込地区に新映画館オープン予定

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000125231.html


新しい映画館が完成するのは2026年。それまでの間、小さな映画会を続けてみようと思っています。映画を通じていつもとはちょっと違う話ができる場。映画に合わせた食事を提供してもいいね、なんて話も出ていて、すでに妄想が膨らんでいます。

祖母や父が暮らしたこの地域、つまり私をつくったとも言える土地に、わたしも少し参加させてもらいたい気持ちなのです。

次は、どんな映画にしようかな。また、一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです!


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宮崎真理子
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