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「対話の技術」を深く学ぶ面白さ

最近、素敵な読書会に参加させてもらっていて
あ〜こんな勉強分野があったか。

と、また深く学びたいテーマがひとつ増えました。
学び好きな私は、そういうテーマに出会うのも、
「うっとりモード」に入ります。😇

それは、トマス・ゴードン博士の「親業」という、対話の技術です。

「親業訓練」は、米国の臨床心理学者トマス・ゴードン博士(1918-2002)が開発したコミュニケーションプログラムです。
原題は「Parent Effectiveness Training(親としての役割を効果的に果たすための訓練)」。カウンセリング、学習・発達心理学、教育学など、いわゆる行動科学の研究成果を基礎にしています。
ゴードン博士は、親としての役割、つまり<親業>を果たすことは、「一人の人間を生み、養い、社会的に一人前になるまで育てる」仕事にたずさわることであると述べています。( 親業訓練協会HPより引用 )

ここに書かれているように、親業という名の通り、
はじめは、親に対して、子どもと向き合う技術を教えるものでした。

とはいえ、このメソッドは親子に限定せず、
会社組織など、広く人間関係に役に立つものであることから、
様々な場面で活用されています。

きっかけは、私が経営ゼミで出会った、とっても素敵な先生から、
このメソッドをより深く学ぶ機会をいただいたこと。
ゴードンメソッドのインストラクターとして
活躍されている、ふみちゃん先生 です。

ふみちゃん先生が、出版された書籍の一冊に
「職場に活かすベストコミュニケーション」
があり、こちらの読書会に、お誘いいただいたのです。

初回は、第1章を読み進めていき、
メンバーで感想を言い合いながら、
著者であるふみちゃん先生が、
さらに理解を深める解説を入れてくださり、
またそれについてディスカッションをしたり。

著者のかたにコメントいただけるなんて、超贅沢だし
自分ひとりで読書をするよりも、
気づき度が何倍にもなる、本当に楽しい会でした!


第1章での気づきを、書いていきます

まず、良い対話に必要なこととして、
「自己開示」が必要だと書かれています。

言っている内容は理解できますよね。

でも、対話って、小さい頃から毎日のようにしているのに、
あえて「対話の技術」について、
誰かに習ったり、勉強した機会はなかった。
だから改めて深掘りすると、気づきも多かったです。


「自己開示」て、大切なのはわかるけど、
具体的に何のこと?
というと

自分の考え、思い、欲求を、自己表現していくこと。

なぜ自己開示すると良いか?というと、
自分を率直に語ることで、
対話の相手があなたを理解することができる。
やっぱり、心を開いてくれた人に対しては、
自分も同じように、心を開きやすくなるから。


そして、
そもそも自己表現するためには、
自分が、今どんな気持ちでいるのか。

ということを理解する必要がある。
というお話がありました。

「自分の感情をどれほど理解できているか?」
というのは、この回の大きなテーマとなりました。

印象的だったことが、
私たちの多くは、自分の感情について、
とても無頓着
なんだ。

ということです。


感情のボキャブラリーがとても少ない

日常を振り返ってみるとわかるのですが、
普段私たちが口にする言葉で、
「感情」を表す言葉がどれくらい含まれているでしょうか。

嬉しい!楽しい!

と、よく使う人は
喜び上手、なんて言われますが、

最近だと、なんでも「やばい!」
世代によっては「まじ卍」??笑

など、
本当は感情って、もっと色とりどりであるはずなのに、
このようにざくっと表現してしまう傾向は、
より、感情に無頓着になる方へ向かってしまう
要因な気がしました。

ちなみに、感情について少し調べてみたところ、

人間の感情を「2,185」にナンバリングして、
マップにした大学院生がいる、というユニークな記事を見つけました。
https://tabi-labo.com/284103/emotion-map

例えば、
「嬉しい」ひとつとっても、

怖さも入り混じった嬉しさ、
驚きが入り混じった嬉しさ、
心から安堵するような嬉しさ、

では、心の動きかた、全然違いますもんね。

いろんな配合があるってことですね。
まるで、絵の具みたいで、
何色をどの分量混ぜ合わせると全て色が変わる。
そんな感じなのかな〜?

この方に関しては、
一つ一つの感情に名前をつけたわけではないけれど

少なくとも、こんなにたくさんの感情があるんだ、
ということが分かっただけで、

もっと自分の感情を丁寧にみていきたいと思ったし
できる限り表現力もつけていきたいと思いました。

ふみちゃん先生には、小説などを読むとたくさんの感情表現の
言葉が出てきて参考になるよ。と教えていただきました。


ではでは、なぜ私たちは感情に無頓着になってしまったのか?

自分の感情を理解できなくなってしまった理由

について、また明日書いてみたいと思います。

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