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海外生活もキャリアデザインも自分の理想に向かって行動あるのみ|私たちのAnother sky #5

人生100年時代、私たちには無数の働き方や生き方があります。多様な価値観が受け入れられ、認められている一方で、選択肢が多いからこそ「自分に合うものを選び取る力」が求められています。

日本でも働く女性の割合は多いですが、生活環境の変化によって自分のキャリアに悩む女性は多いのではないでしょうか。

SHElikesを受講する女性たちのなかにも、「『働きたい』という気持ちはあるものの、転勤族や海外駐在のパートナーとの結婚を機に、自分のキャリアを築けなくなった」「家事や子育てと両立しながら自分らしく生きがいを感じて働きたいが、身近にロールモデルがいない」などといった悩みを抱えている人たちが少なくないようです。

今回、結婚と同時に海外生活を開始し、海外在住歴6年半のシーメイト*juriさんにお話を伺いました。

シーメイト*:SHElikesの受講生。

マガジン「私たちのAnother sky」では、キャリアスクールコミュニティSHElikes受講生の、海外経験で起こったマインドチェンジストーリーや、これから海外を目指すための情報をご紹介しています。あなたの人生の選択肢に「海外」が増えますように✨
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【プロフィール】juriさん
営業、広報、マーケティングなどの職務を経験後、海外赴任の夫との結婚を機に海外生活を開始。滞在国やライフステージの変化に合わせて働き方を工夫してきた。元々興味のあったWebデザインのスキルを身につけるため、2022年8月にSHElikesに入会。現在、SHEの受講生であり、デザインパートナーの経験もある。

幼少期のオランダ生活があったから、夫の海外赴任に対して何の不安もなかった

Q1 これまでのjuriさんの海外生活経験を教えてください。

小学4年生から6年生までの3年間、父の仕事の都合でオランダで暮らしたことがあります。

社会人3年目の頃には、当時勤めていた会社を退職し、韓国で1年間のワーホリを経験しました。

その後、夫の海外赴任のため、結婚と同時に中東エリアで暮らし、現在はアジアの某国に住んでいます。

Q2 結婚と同時に海外生活を送ることに抵抗はなかったのでしょうか?

オランダで過ごすことになった当時の私には、日本に残るという選択肢はなく、家族全員で引っ越しました。

ただ、インターナショナルスクールよりも日本人学校に通いたいという強い気持ちがあり、日本人学校に通いました。生徒数が少なく、少人数制だったということもあり、当時そこで一緒に過ごした友人たちとは今でも交友関係が続いています。

そんな幼少期の経験もあり、海外へのハードルは低く、海外赴任の夫との結婚に不安は全くありませんでした。

「やらない後悔よりやる後悔をしたい」と思い、単身韓国へ

Q3 なぜ韓国でワーホリをしようと思ったのですか?

韓国人と結婚した従姉妹の結婚式で渡韓した際に、韓国に惹かれました。当時の私は独身。経済的にも不自由なく、周りからの反対があるわけでもなかったので、やりたいことを自由にやれる状態だったんです。

「韓国でワーホリをしたい」という気持ちが高ぶっているうちに、意のまま行動しました。

Q4 1年間の韓国生活はいかがでしたか?

語学学校と料理学校に通い、TOPIK(韓国語能力試験)6級と韓食料理技能士(韓国の国家資格)を取得しました。

週2日、夜8時から朝4時まで焼肉屋でアルバイトをしたことも、今となっては良い思い出です。

そんな経験のおかげもあって、韓国語は不自由なく話せるようになりましたし、今暮らしている地域でも韓国人のコミュニティのなかに溶け込めています。

海外生活で精神的に鍛えられた

Q5 実際に海外で生活をされてどうですか?

日本人は時間や約束を守るけれど、海外ではそれが当たり前ではない。水のトラブルで呼んだ業者がなかなか来なかったり、ぼったくられそうになったりしたこともありました。

そんな環境で過ごしていくうちに寛容になったと思うのと同時に、相手に飲み込まれないように自分の意見を発言していく図太さも身についたと思います。

今、暮らしている地域は多民族が共存していますが、そんな状況に違和感を抱いたことはなく、日本での暮らしとそこまで大きく変わらないです。

娘には不自由なくいろんな人たちとコミュニケーションを取ってほしい

Q6 生まれも育ちも海外の娘さんに対して、どんな思いがありますか?

私自身、「海外に居た経験はあるのに英語を話せない」「文法などの問題は解けるけれど英会話ができない」というコンプレックスを抱えていました。だからこそ娘には自由に英語を話し、どんな国籍の人ともコミュニケーションが取れるようになってほしいと願っています。

お仕事を獲得するためには、今の自分の才能を見てもらえる状態を整えておくこと

Q7 SHEのデザインパートナーとしての実績を教えてください。

デザイン作成に携わったSHE AWARDS 2023の名札

今年1月から3ヶ月間、SHEのデザインインターンとして採用されました。この期間でSNSバナーやSNS動画広告のデザイン作成を担当しました。

その後はSHEのデザインパートナーとして、コースのバナーやSHEshares*の記事などのデザインも担当しました。

また、4月に開催されたSHE AWARDS* 2023の来場者用とスタッフ用の名札のデザインにも携わらせていただきました。

SHEshares*:女性向けキャリアスクールSHElikesが運営し、自分らしい生き方を体現する女性たちのキャリアに関するヒントを発信するオウンドメディア。

SHE AWARDS*:SHEを通して自分らしい生き方を実現しようとする全てのシーメイトさんをお祝いする、年に一度の祭典。

Q8 学んだことをお仕事に繋げたり、マネタイズしたりするための秘訣はズバリ?!

juriさんがSTUDIOを使って自作したポートフォリオ

入会当初からとにかく実績を作りたい気持ちが強かったので、気になった案件やコンペにはひたすら応募していました。

そして、初期に作った制作物を見直し、「今の私だったらこう作る」という気持ちで同じお題に取り組んでいます。

今の自分の才能を見てもらえるように、ポートフォリオは定期的に更新しています。

思っているだけでは変わらない。とにかく行動

Q9 最後にoverSHEメイトさんへメッセージをお願いします。

制限のない環境にいるなら行動するべきだと思います。「どうしよう」と不安に思ったり、足踏みしていたりしたら時間ばかりが過ぎてせっかくのチャンスを失ってしまいます。

私が韓国でのワーホリを決意したとき、「行ったらどうにかなる」「ワーホリ後のことは考えず、帰ってきてから職探しすればいい」と思い、そのときの自分の気持ちを大切に行動してきました。

韓国に限らず、訪れる先々でいろんな人、文化、景色に出会えたことは貴重な経験ですし、そのときに感じたことや見たものは自分の財産になります。

思っているだけでは状況は変わりません。自分の意のまま行動することが大切だと思います。 

【あとがき】成果を出している人はそれ以上に行動している

筆者とjuriさんの出会いは、7期マーケティングコミュニティのサポ隊*として一緒に活動していたことがきっかけです。

当時からデザインのスキルがピカイチで、「同期入会なのに習得のスピードがこんなに速い人がいるんだ」と思っていました。

SHEsharesやSHE AWARDS 2023のデザインも担当され、どんどん実績を積んでいく姿にただただ尊敬していましたが、今回お話を伺ったことで「Webデザインが本当に好きで得意だということに自分で気づいたからこその強みなんだろうな」と感じました。

そんな強みを見つけたjuriさんは、世界のどこにいても好きな仕事ができるんだと思います。

筆者がjuriさんの姿に背中を押されたように、この記事を読んでくださったあなたにとってもそうなってくれることを願っています。

サポ隊*:SHElikes公式コミュニティの運営をサポートする受講生。

企画:SHElikes 9期海外コミュニティ
執筆:きゃんまり
バナー画像:Halcana

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