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世界で戦うアスリート達から勇気をもらった
5月21日、横浜の日産スタジアムでセイコーゴールデングランプリが開催され、その大会に現地で観戦してきました!
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「セイコーゴールデングランプリ陸上」は、2011年から始まり今年で12回目を迎えます。
今大会は、初開催となる「日産スタジアム」を舞台に世界のトップアスリートが集結し、熱い戦いを繰り広げます。
また、ワールドアスレティックス(WA、世界陸連)が主催するダイヤモンドリーグ以外の世界最高となるOne-Day競技会のシリーズ(コンチネンタルツアー)のうち、世界で14大会のみが指定されているカテゴリーの高い「コンチネンタルツアーゴールド」として開催します。
WAのワールドランキングのカテゴリー(格付け)で日本選手権(Bカテゴリー)より上位の「Aカテゴリー」に位置付けられており、順位に応じて付与されるポイントが非常に高い大会です。ワールドランキング上位に入ることによる「ブダペスト 2023世界陸上競技選手権大会」の出場資格を目指す上で、より多くのポイントを獲得することができる重要な競技会です。
そのため、今大会には国内外の多くのトップアスリートが出場し、レベルの高いレースが期待されます。
この夏、ブダペストで開催される世界陸上の参加資格獲得を目指して今大会にエントリーする選手たちが集まり、彼らのパフォーマンスを生で応援できるという贅沢な空間に、陸上好きの私が行かないわけがありません。感想は、「震えました」。この一言に尽きます。
おかげで日中、太陽を浴び続け、疲れていたはずなのに、その夜は興奮で眠れず、深夜2時から明け方5時頃まで眠れず、ずっと目が覚めた状態でした。
出場していた選手全員の勇姿に心震えましたが、そのなかでも強く印象に残っている選手たちを取り上げたいと思います。
田中希美選手(女子1500m)
女子1000m、1500m、3000mの日本記録保持者で、東京オリンピック8位入賞の中距離界の名選手。
中・高時代、私も800mメインの中距離種目専門だったこともあり、田中選手はこれまでも応援してきましたし、今回会場まで行った大きな理由は「田中選手の走りを観ることができるから」。
他の日本人トラック選手にはなかなか見られないスタートから先頭1.2位を争い、恐れずに攻めるところ、ラストスパートの切り替えの凄さに毎回感動させられます。
今回のレースも期待以上で、目の前で凄いものを見させてもらいました。鳥肌が立ちました。
三浦龍司選手(男子3000m障害)
「色白でサラサラヘアーの好青年」といったイメージが個人的にはあるのですが、その外見とのギャップがあり、見る者を魅了するレース展開をしてくれる選手。
まだ大学生ですが、世界で戦う経験を積み重ねており、今後も注目していきたい選手です。
レースの序盤から先頭争いを繰り広げ、ラストスパートを仕掛け合いながら、最後の水濠でケニアのアモス選手を振り切り、1秒差でゴール。
言葉では伝えきれないですし、ハイライトだけでもあの瞬間、あの空間で味わった会場のどよめき、興奮は忘れられません。
本当に素晴らしかったです。
寺田明日香選手(女子100m障害)
一時は7人制ラグビーに転向し、陸上競技に復帰した、小学生の女の子を育てるママアスリート。
実力が拮抗し、誰が勝っても負けてもおかしくない選手たちが集結した注目の競技の一つでもあり、ママになってもアスリートとして結果を出し続けるその姿に憧れ、寺田選手を心から応援していました。
1着、寺田選手、12秒86。
2着との差は0.03秒。
2着と3着の差は0.02秒。
と予想通り、激アツなレースを見させてもらいました。
「娘の存在が原動力」と言いつつも、時にはネガティブな感情に陥ることもあると思います。それでも勝ち続ける母の姿が子どもにとって勇気と希望を与えているんだろうな、と感じます。
とってもかっこよかった。
この大会には1歳の息子も連れて行きました。きっと記憶には残らないと思うけど、今の彼なりに感じたことを大切に、この日の写真を見せながらいつか思い出話したいです。
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