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子供に興味を持たせるためには?親が率先してわくわくしよう!

最近知育について考えることが多くなってきたので、過去音声で配信した内容から教育・知育について話した内容をnoteでも公開していこうと思います。

音声で聞かれたい方はこちら↓

文字起こしはりほまるさん(@chanrihochan)がしてくださいました!感謝!

今回の話のきっかけになったTweet

自由人パパさんがされた以下Tweetに対し

パパ自身が株価を普段パソコンなどで見ているから、小5の息子さんも自分の興味のあるゲームの株価をチェックするようになった。

ワーママはるさんが引用リツイート。

家庭環境は大事。本を読む子にしたいという相談もあるが、その親は活字なんてちょっと…という。親が読まないと読まないよ。

わたしは子供の頃、そして社会人のころ同じような経験をしました。


子どもが理科が苦手で…

わたしは新卒の頃中学受験の塾で働いており、講師やクラス担任もしていました。

担任として保護者面談が定期的にあります。20代そこそこのひよっこが10歳そこらのお子さんをもつお父さまお母さまを相手に面談をするというのは、わたしにとって正直すごくプレッシャーでした。

親にしてみれば「若いあなたになにがわかるんだよ」って気もしてしまいますよね。

ただ、わたしには死ぬ気で中学受験をしてきた経験がありました。また、比較的お子さんに近い年齢でもあったので、指導者としてと同時に、子供側の目線でもお話は提供できていたかなと思っています。

わたしは理科を担当していましたが、よく保護者の方から相談されていたのは

「子どもがちょっと理科が苦手で、どうしたら…」

という内容。そのときに必ず

「お母さん(お父さん)は理科はお好きですか?」

と聞いていました。

すると、返ってくるのは

「ちょっと理科は疎くて…」「動物とか植物とか興味なくて…」


「子どもに何かの興味を持たせるにはどうすればいいの?」の問いの答えはここに集約されています。

「子どものために」「子どもの将来を」という言葉は、一見きれいです。しかし、子どもに勉強しなさい、やりなさい、読みなさいと言われても絶対にやりません。むしろ、言われれば言われるほどやりたくなくなるものです。


私の子供時代

たとえば私の親は、◯◯こども新聞を購読し私に読むように強く主張していました。読みなさいと繰り返し言われれば言われるほど子どもとしては苦痛で仕方がなく、何も頭に入らないけどとりあえずペラペラめくるということをしていたんです。

このパターンはその後も幾度もあり、

NHKのニュースを見なさい
教育テレビの英会話や理科の番組を見なさい

少し大きくなると

BBCの英語のニュースを見なさい

その無駄なやりとりが家を出るまでずっと続いていました。もちろんどれも全然見なかったのですが。

小さいころに同じ経験をされてる人は結構多いのではないでしょうか。勉強しなさいと言われて

「今やるつもりだったのにやる気がなくなった…」

なんてこと。ゲームはずっとできるのに、勉強だけはどうしてもやる気が起きないということもあったかもしれません。


上位クラスの保護者に共通していること

私がいた中学受験の塾では成績別クラスで授業が行われていたのですが、最上位のクラスの保護者と話すと必ず共通していることがありました。それは

「勉強やりなさい、宿題しなさいと言ったことが特にない」

ということです。

一方で、子どものことを全て管理しよう、やらせよう、と意気込みすぎる保護者の子どもはある程度までは何とか伸びるものの、自発的ではないのでいつか限界が来て、後に伸び悩むという現象が必ずと言っていいほど起きます。わたしもそのパターンでした。

では、親が「やりなさい」と強制するわけではないのになぜ子どもは自然にやるのか?

それこそまさに「親が率先して楽しむこと」に尽きると思います。


親が率先して楽しむ

我が家では夫婦そろって理科に精通していて、毎日のように「今日そろそろ上弦の月だよね」とか、「最近夏の大三角見えるよね」なんて理科トークをしています。そして、月に一回以上は動物園や水族館に行っています。
(※これは音声配信した当時の話ですのであしからず。早く行きたいなぁ…)

わが子の教養のためとか将来理科が得意になってほしいから…という打算はありません。(そりゃ理科が好きになってくれたら盛り上がるから嬉しい)

単純に夫婦がすごく行きたくて行っています。だからなのか、子どもも動物園や水族館が好きですし、マニアックな動植物の名前も覚えています。

わたしは、本当に小さいころからこれをやりなさいと押し付けられて育ってきました。

母が大好きで母の存在が全てだった小さいころは、母が喜んでくれるために勉強をし、勉強そのものも大好きでした。

しかし、自我が芽生えていくにうち、強制される勉強が苦痛になってどんどん嫌いになっていきました。嫌悪とも言っていいでしょう。

だから娘に対して同じような苦しみは味わわせたくないという強い思いがあります。

もちろん、机の上の勉強ができるに越したことはないでしょう。

けれどこれからの時代、本人が好きだと心から思っていくことを突き詰めていくことが大事。

これからも、本人が好きなことを一緒に見つけていきたいなと思っています。

わたしたち親は、あくまでもわたしたち親自身が好きなこと、楽しいと思うことをどんどん楽しんで、ワクワクして、その姿を見せればいい。

子どもが興味をもって一緒に楽しんでくれれば嬉しいですし、子どもが興味を持った別のことには親も興味をもって家族で楽しむという生活ができたらなと心から思っています。

教育虐待そしてアフターコロナの世界

最近「教育虐待」という言葉が出てきています。皆さんは聞いたことあありますか?

親が子どものことを思いすぎて勉強を強制することで、子どもの心が病んでしまう事例が増えているようです。

実は以前教育虐待について発信したら、テレビ局から取材を受けました。その話はいつかお話するかも知れません。

これからの時代、「とにかく勉強をしていい大学に入って、いい会社に行くこと」がどんどん成功事例ではなくなっていくでしょう。

特に今回の新型コロナウイルスの一件で、過去の常識はこれからの非常識になっていくことも多くあるでしょう。

学校に通う、会社に通う、学歴を上げる、いろんなあたりまえががらがらと崩れていくことでしょう。

どんな時代になっても、本人が寝食を忘れて熱中できることを見つける、それが子どもの自分のちからで生きていく力に直結していくと思っています。

親がやらせたいことを無理にやらせるのではなく、子どもがワクワクすること一緒に探してあげながら、親も一緒に楽しむことが大事だと、強く思っています。

ぜひお子さんと一緒に宝探しのように「ワクワク探し」をして、一緒に人生を楽しんであげてほしいなと思います。

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