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「私は、人間としての義務を果たすために……」―闘病体験記(大川隆法『心の指針』より)

いつも記事に目をとめてくださり、本当にありがとうございます。

私の記事では、大川隆法先生の法話・著書の中から、おすすめの作品を紹介しています。

今回は、心の指針「私は、人間としての義務を果たすために……」をご紹介したいと思います!

大川隆法先生は、毎月、「心の指針」という詩を月刊誌に寄稿してくださっていたのですが、シンプルな言葉の中に深い味わいがあり、読むたびに心の気づきが得られる作品ばかりなんです。

皆さんにもぜひ、「心の指針」の世界を味わっていただきたく、時々ご紹介させていただいております。

それでは、今日も皆さんへ、感謝の気持ちを込めて、贈ります。



「私は、人間としての義務を果たすために……」


夏の夜は、寝苦しくて、

朝起きるのがつらい。

冬の朝は肌寒くて、

やはり朝起きるのがつらい。



私の今朝も、

そんな巡り合わせだった。

もう二十年分も、

この『心の指針』を書き続けて来た。



2004年に、

「心不全」で、病院に運び込まれ、

「今晩でこの世とお別れです。」

と医者に宣告されて、

家族と弟子三人が、

夕方六時にICU(集中治療室)に、

最期の別れにやってきた。



しかし、私は死ななかった。

死ぬとも思っていなかった。



別室に移されてから、

『一条の光』を皮切りに、

九年分の『心の指針』、百八回分を書いた。

信者の皆さんへの遺書のつもりだった。


私は同時に、

病院のベッドの上の机で、『成功の法』の、

まえがき、あとがきを書いて、

三百冊目の本の原稿を完成させた。

この本は、今は、アフリカのケニアで、

学校の副読本として読まれている。



だから今朝も、

「私は、人間としての義務を果たすために起きるのだ。」

と、古代ローマの哲人政治家の言葉をつぶやいて起きた。

一日、一日を、生かされている奇跡と観じよう。


(大川隆法 『志の指針』226)



【感想・気づき】

分かりやすいと人気の『心の指針』。

今回は、その『心の指針』の誕生した背景が語られています。

2004年に心不全で倒れられた時に、医者から「もう長くはもたない」という趣旨の宣告をされつつも、それを受け入れなかった先生。

逆に今できることを進めてやろう!とのガッツで、なんと『心の指針』を考えつき、108編も書いたとのこと。

この『心の指針』が分かりやすく、疲れている私たちの心にもスッと響く者が多いのは、これらが病床のベッドから生み出されたものだったからなんですね💦


皆さんは、医者から「もう長くはもたない。明日の命さえも分からない」と言われている状況で、新企画を立ち上げ、今の自分にできる簡単さでいいから、言葉を綴ろう、と思うことができますか?

残された方々への「遺書」のつもりで書き上げたという「心の指針」。

シリーズ化して、二十年ほど続く大人気企画となっています。


※病床で書かれた最初の一篇がこちら。


遺書のつもりで書き上げながら、同時に「自分は死なない!」という強い確信を持っていたという先生。

その精神力の強さはどこからくるのでしょう?

一つはやはり、「人はこの世に使命を持って生まれて来ている。やるべき使命が残っているなら、死なないはずだ」という確信でしょう。

しかし、同時に、万が一の時の遺書のような気持ちで『心の指針』を書き溜めておく。

残された方々が路頭に迷わないように、との配慮が行き届いています。

さらには、発刊予定だった『成功の法』のまえがき・あとがきも病院内で書き上げたとのこと。

これで発刊書籍数は300冊になるところだったといいます。


※病床で完成させた『成功の法』はこちら↓↓


その後、先生は病から復活され、20年近くも法を説き続けた結果、発刊書籍数は3100冊を超えています。

40代後半でご病気される前と後で、発刊スピードが明らかに変わっている!

この病の時、「自分はまだ死ねない!」と一念発起したからこそ、その後は「再びいただいた命だから、無駄に使ってはいけない」という気持ちがより強くなり、さらに使命に邁進するようになったとのこと。


病床で完成させたという『成功の法』は、人生成功哲学の結晶。

この世で生き、成功していくための心構えが説かれ、病の影響を全く感じさせません。

ここに、先生の並々ならぬプロ根性を感じます。

努力の甲斐もあってか、『成功の法』は日本はもちろん、アフリカのケニアの学校で、ぜひ知っておきたい成功哲学として副読本になっています。


この事例から私たちが学べることは、


どんなどん底の状態でも、生きている限り、何かを生み出すことはできる。

その時、その一歩を踏み出さなければ見えなかった景色がある。


というあたりでしょうか。

明日の命も分からないと言われていた先生。

先生がそのとき死ぬ気で完成させた「成功の法」が、その後ケニアの学校の副読本になっていますよ!

と、当時の先生にお伝えしたいものです。


私はといえば、絶体絶命の時に先生のような心の強さを出せるかは分かりません。

でも、

最後の最後の瞬間まで、諦めたくない。

生きている限り、自分ができる最善の道を探し、世の中に貢献していきたい。

一日一日、生かされている奇跡を感じていく。

こうしたマインドを持てる人が一人でも増えていくことが、この世が明るく幸せな世界になっていくためには必要ではないでしょうか。


今回の拙い感想はここまで。

このエピソードが、少しでも、皆さんの日々の生き方の参考になれば幸いです。

最後までご覧くださり、誠にありがとうございました🌷



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