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「光と影」(大川隆法「心の指針」より

いつも記事に目をとめてくださり、本当にありがとうございます。

一週間、本当にお疲れ様でした☆

私の記事では、大川隆法先生の累計3500回の法話3100冊以上の著書の中から、おすすめの作品を紹介しています。

今回は、心の指針「光と影」をご紹介したいと思います!

大川隆法先生は、毎月、「心の指針」という詩を月刊誌に寄稿してくださっていたのですが、シンプルな言葉の中に深い味わいがあり、読むたびに心がじんわり温かくなる作品ばかりなんです。

皆さんにもぜひ、「心の指針」の世界を味わっていただきたく、時々ご紹介させていただいております。

それでは、今日も皆さんへ、感謝の気持ちを込めて、贈ります。



「光と影」


情報社会には、

特有の罠がある。


知りすぎた人は、

疑いが多くなる。


長所よりも、

短所の方が目につきはじめる。


そして、彼我の比較から、

苦しみを覚え、

常に自分を責め苛み続ける。


ふと気がつくと、

自分が不幸であることを、

確認している自分がいる。


まわりが明るく照らし出されると、

暗い影もくっきりとしてくる。


影だけを取り除こうとしても、

それは無理な相談だ。


光がある限り、

影はでき続けるのだ。


すべてが闇に包まれる以外に、

影を消す方法はない。


はたしてあなたは、本当にそれを望むのか。


影を心にとめるな。

光のみを見つめよ。


人の心は同時に二つのことを思えないのだ。


(大川隆法 心の指針 selection6より)



〈感想・気づき〉

現代人は情報過多になり、その分疑い深くなっているのかもしれません。

そして、あらゆる情報が入ってきやすいことから、常に他者との比較で苦しむことも多いのでしょう。


自分よりも優れた人物。
自分の欠点。

そんなものを目の当たりにし続けた結果、いつしか自分自身を責め苛み、「不幸である自分」から逃れられなくなっている人もいます。


本当は、他者との比較の中には何も生まれません。

大切にすべきポイントは、「過去の自分自身と比べて、今の自分がどれくらい伸びているか」、という「伸び率」だとも教えていただいています。


そして、この世界で生きていく限り、私たちは「影」に遭遇することがあります。

人生の暗い部分、人の凄惨な過去、不安、恐怖、絶望……このような「影」との直面は、私たちの人生に必ずと言っていいほど表れるでしょう。


「影」に苛まれ、その「影」を消し去りたいと思ったところで、いっこうに消えない。


なぜだ?

どうすれば楽になれるんだ?


そう思う方への先生のお答えは実に単純でした。


影を心にとめるな。

光のみを見つめよ。

人の心は、同時に二つの事を思えないのだ。


なんというシンプルな答えなのでしょう!

でも、結局はすべてはこれに尽きるのかな、という気がしています。


例えば、暗い過去を引きずっていた場合、「影に心にとめるな」と言われても難しいけれど、

心の向き一つで、自分の置かれた環境は「天国」にも「地獄」にも通じます。

「影」に対処していくためにも、現在ただいまの自分自身が、しっかりと明るく積極的な価値観を持って生きていく必要があるのだと思います。


そして、地獄の存在が簡単になくならないように、「影」の存在を完全に消すことは難しいです。

光あるところには必ず影ができますし、

その影を消すには、すべてが闇に包まれるしかない。

しかし、果たしてそこまでして影を消したいですか?

と言われると、言葉がありません。


もちろん、はじめから地獄が存在していたわけではないのと同じく、
影であっても、はじめから存在しているというより、
光があるがゆえに目立ってくるものなのかもしれません。


また、宇宙の構成要素の多くがダークマターを含んでいることを鑑みると、
この宇宙の中では、まだ「影」が圧倒的に多数派かもしれません。


そんな中、「光」を発しようとし続けている「地球」の存在に感謝です。

私たちの身の回りが、「愛や光を感じる温もり」でできている、というだけでも奇跡かもしれません。


私たち一人ひとりの力では、影を消し去ることはできないかもしれない。

でも、共に手を取り合って、光の方へ歩み続けることで、いつしか「影」の魔の手からは遠く離れた世界まで、辿りつけると信じて生きたいです。


マイナスなこと、ネガティブなことが頭によぎったら、すぐに明るいこと、未来の希望を思い描きましょう。


「人は二つのことを同時に考えることはできない」


この言葉を信じて、今日も一歩を進めませんか?



つたない感想を最後までご覧くださり、誠にありがとうございました。



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