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「自己愛」(大川隆法「心の指針」より)

いつも記事に目をとめてくださり、本当にありがとうございます。

私の記事では、大川隆法先生の法話・著書の中から、おすすめの作品を紹介しています。

今回は、心の指針「自己愛」をご紹介したいと思います!

大川隆法先生は、毎月、「心の指針」という詩を月刊誌に寄稿してくださっていたのですが、シンプルな言葉の中に深い味わいがあり、読むたびに心の気づきが得られる作品ばかりなんです。

皆さんにもぜひ、「心の指針」の世界を味わっていただきたく、時々ご紹介させていただいております。

それでは、今日も皆さんへ、感謝の気持ちを込めて、贈ります。



「自己愛」


人は、他者への愛は、

教わらなければ分からない。

けれども自己愛だけは、

教わらなくても自然に芽生えてくる。



誰にとっても、自分ほど大切なものはない。

誰にとっても、自分ほどかわいいものはない。

それが出発点であることは、

赤ちゃんをみればすぐに分かる。


いつもいつも、

母親の愛や、父親の愛、

家族の愛を求めている。

まだ小さくてかわいいので、

大人たちは、優しく受けとめようとする。

だから、

ほんの数秒捨て置かれるだけで、

赤ん坊は、「ウワーッ」と泣き叫ぶ。

まわりの大人たちの非情を責めているのだ。



思うに、「赤ちゃん」のままで、

大人に成り切れない人が多いのではないか。

時折、自分の中の「赤ちゃん性」を振り返るとよい。



自分自身の意志で、

自分を護れるようになることは、

学習でもあり、成長でもある。

自立できるということは尊い。

されど、いい年齢をした大人が、

自己愛にふけっているのを見ると、

人はそれを「醜い」と感じる。

これも教わらなくても目覚める、自然の感情である。



〈感想・気づき〉

誰だって、人に悪口を言われるのは嫌なものです。

できれば避けたいし、そんなもの聞きたくない。

聞く必要のない批判だって存在します。

ただ、時々、批判の中にも、自分を成長させる種が紛れていることもあります。

たとえどんな内容であれ、自分を揶揄する内容に耳を傾けられないとしたら、それは「自己愛」によるものかもしれません。


誰もが自分可愛さに、厳しい批判をされた時には、つい自己保身をしてしまうものです。

傷つきたくないから。

自分の大切なものを、壊されたくないから。


でも、もしかしたら、「自己愛」という殻に閉じこもって、自分が成長するチャンスを、みすみす逃している可能性はありませんか?


赤ん坊になると自己愛が顕著で、傷つけられたわけでなくても、ほんの少しの間自分が放置されただけで、「ウギャ~~!!」と泣き狂うことがあります。

これぞまさに、「自己愛」の原点かもしれませんね。


つまり、本能的に生存欲求が働く時、自分の身の危険を感じる時に、「自分を見て~!助けて~!」と自己愛モードがさく裂するようになっているのが人間なのだと思います。


そして、残念ながら、赤ちゃんのときだけでなく、その傾向は大人になってからも現れることがあります。


ある時は、自分の大切な空間を害されないように。

また、ある時は、自分の良いと思っているものを批判されないように。



この「自己保身」が強い人というのは、

プライドがものすごく高い一方で、幼児性が残っていることもあるそうです。

大人に成り切れていない人と言えるでしょうか。


自己愛の強い人というのは、反対に、「誰かのために何かをしたい」という利他の思いが湧きにくい印象です。

逆説的に言うと、自分は「自己愛」が強い、もしくは「自己中心的である」という自覚があり、悩まれている方は、「誰かのために何かをしよう」と積極的に心掛けていくことで、マインドチェンジしていけるのではないでしょうか。


誰かのために、自分の力を使う。

たとえ、気づかれなくても、良いと思ったことはやる。

このように、利他の思いを持って生きることが、人が幼児性から脱し、大人へと成長することに繋がる一歩なのだと思います。


私もまだまだ未熟なもので、打たれ弱いですし、自分を護りたくなることも多いです。

自分自身の意志で自分を護るまでに、成長しているか?と問いかけられると、正直なところ不安な時もあります。

ただ、心がけていることとしては、「批判されている部分を改善することによって、自分を成長させる道はないか」を常に考え抜くこと。

足りない部分を自己変革して、成長させていった方が、本当の意味で自分を愛することに繋がるのではないか、と思うからです。


ただ、やはり怒られるのは苦手なもので、それを応用して自己変革のチャンスにするには、相当の日々の鍛錬が必要不可欠です……。

皆さんとともに、一歩ずつ精進していきたいと改めて思いました!


今回の拙い感想はここまで。

最後までご覧くださり、誠にありがとうございました🌷




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