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大島移住5日目

5/29
本日、快晴。気持ちの良い朝は、美味しい朝食から。野菜たっぷりのスープとサラダ、トーストに甘夏ジャム。アイスカフェオレ。この甘夏ジャムは、島のママさんであり、MINAWAの清掃リーダーでもあるNさんからいただいたものだ。瓶のデザインもおしゃれで、甘夏の自然なほろ苦甘酸っぱいマーマレードが、とても美味しかった。

せっかくなので、午前は近所の自然散策に出かけることにした。
灯台を望んで西側に「三浦の洞窟」、東側に「遊歩道」がある。
今回は洞窟に行ってみることに。日曜ということもあって、観光で来る人もちらほら。
洞窟までの道程はさほどかからなかったが、道中、いつかの土砂崩れで数カ所階段や手すりが埋没していた。洞窟にも警告があり、奥までは入れない。かつてここには、迫害を逃れてきた宣教師さんが住んでいたそうだ。すごいな。
復路は植物鑑賞を。初めて目にするような、面白い形をした葉っぱがたくさん。島内でも特に山手で人流が少ないからか、手つかずの自然が残っているのかもしれない。

キャベツみたいな葉っぱたちがお気に入り。

午後は糀屋さんが来られて、まずはMINAWAで撮影会。お天気も最高でベストタイミングだ。せっかくなので、ここぞとばかりにオリジナルデザインTシャツを着て臨んだ。
ちなみにこの黄色いシャツは糀屋さんもご購入くださったもので、今は非売となっている。
近々、またTシャツ制作再開を予定しているので、乞うご期待⭐︎
モリさんとキースの撮影部隊により、良い写真を撮ってもらえた。
続いてMUIに移動し、DIY前のアトリエ内で撮影。

糀屋さんのことを内心、コウジヤノカミとお呼びしている。

夜は例の如く、ジブリ上映会。今回は「千と千尋の神隠し」をチョイス。
何歳になって観ても新鮮で飽きがこない、というのがジブリアニメの定石かと思うが、それは普遍的なテーマが根底にあるからだと思う。人間として生きるとはどういうことか、どう生きるべきか、という問いを投げかける宮崎駿先生のお姿を、ふと画面越しに見つめることになる。大島は、「神守る島」だ。お守りされているのは「神宿る島・沖ノ島」。世界遺産になっており、宗像三女神の長女・沖津宮が祀られている。女人禁制の島だ。
そして大島には次女・中津宮が、本土の宗像大社には三女・辺津宮が祀られている。
私は、この大島の神様に導かれてここへ来たのだと、なんとなく思っている。決して怪しげな団体の会員とかではないので、誤解なきよう願いたい。御神力を信じていて、神様のネットワークがあるんじゃないかと、ただ感じているだけだ。

移住前、毎日散歩していた京都御苑に「宗像神社」があり、とても驚いた。心を込めてお詣りしながら、「もしかしたら1年前大島を訪れたときに、『あ、あのコ京都でよぉ散歩してるコォか』とお噂になっていたのかも・・」なんて勝手に妄想した。(*勝手に京都弁に変換)

そんな真実(?)と妄想が何千年も堆積して、神社は存続し、祠や神棚があり、あれほど「千と千尋の神隠し」がヒットしたのではないか。
八百万の神様が今もそこかしこで噂話をしている、大島にはそんな日常を感じられる空気が流れているように思う。

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ではまた次回。

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