Marie-Moe

英国でゲイのパートナーとボーダー・テリアの愛犬とで生活しています。ゲイの映画、テレビド…

Marie-Moe

英国でゲイのパートナーとボーダー・テリアの愛犬とで生活しています。ゲイの映画、テレビドラマを見たり、ゲイロマンスの本を読んだり、気づいたらたくさんになってました。気に入ったものをここに残しておこうかなと。

最近の記事

God's Own Country (2017)

今回の心に残る映画のシーンは「God's Own Country」から。 「ゲイ」と「農業」という結びつきそうもない題材がメインの映画。農家の現実、人手不足の農家に生まれたゲイの苦悩など、まりもの生活からは想像もつかない物語から始まる。ジョニーが諦めきっていた人生は、短期の農家助っ人の青年ジョルゲがやってきてから、徐々に変わりはじめる。 まりもの好きなシーンは、そんな幸せの兆しが少し見え始めたときのもの。嫌悪感しかなかった田舎の暮らし、美しいなどと思ったこともなかったはずの

    • Torch Song Trilogy (1988)

      まりものバイブルと呼んでいる映画であります。素晴らしい。これも何百回何千回と観た作品だわ。主役のアーノルドを演じたHarvey Fiersteinが書いた話で、まりもが生きていく上で欲しい物がアーノルドが望んで、手に入れたもの。このラストシーン、そしてすぐに映画のクレジットが流れ始めるのだけれど、何千回と観た割にはこのシーンの意味に全く気づいていなかったのよね。手に入れた自分なりの家族のメンバーに関連するアイテムを手にして、その喜びとともに静かに抱きしめるっていうシーン。 母

      • Maurice(1987)

        この映画、とても綺麗ですよね、情景が。若かかりし自分がゲイであることを誰にも言えなくて、このMauriceの禁じられた恋の世界観がとてもしみました。 最近ではとてもご無沙汰の映画だけど、しばらくはよく見ていたかな。切なくなりすぎて、耐えられなくなって見なくなったような気がする。それでも2,3年に1度くらいは観てるかな。 一番印象に残っているシーンは、この最後のシーン。MauriceとCliveがそれぞれ別の道を歩み、Mauriceはゲイとして身分の違う労働階級のAlecと恋人

      God's Own Country (2017)