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2012.08.29 3度目の夏

明八中学のコーチに就任して2年半。
今年、3度目の夏は選手・指導者ともに、最も充実した2ヵ月を過ごせた。

7月
①日大明誠高
②鑓水中、日野一中
③VF八ヶ岳、トラベッソ
④VF八ヶ岳、トラベッソ、北杜高
⑤A.C.アスミ
⑥帝京八王子高・帝京八王子中
⑦ロンドリーナ
⑧ヴィーダ、インフィニット相模原

8月
⑨コンフィアール町田、パルピターレ
⑩エスポルチ藤沢、トラベッソ、ロンドリーナ
⑪日大三中
⑫谷口中、鉢山中
⑬カナリーニョ
⑭日野一中
⑮明八高
⑯郁文館中
⑰足立学園中、暁星中
⑱ヴィーダ

選手は、日々の修行の他、18日で延べ29チームと戦うことができた。
指導者は、井田カップにて、全国レベルの選手・指導者と交流を持つことができた。
それぞれに特徴があり、貴重な経験となった。
各チームの皆さん、ありがとうございました!

特に、個の育成に特化したチームとの対戦では、選手1人1人が『個』の重要性に気づけたことが大きい。
戦術・システムより、まず個人。
パスよりドリブル。
指導者の指示より選手自身のアイデア。
こだわっているチームほど、その傾向が強い。
(逆に、こだわりのない指導者のチームは…)

「正直、今までドリブルの練習ばっかで、パスとか戦術の練習は要らないのかなって、半信半疑だっただろ?」
「はい」
「今は?明八であれだけボールに触ってても、もっとやばい中学生いっぱいだろ?そういうチームは、パス練なんかやってないだろ?」
「みんな上手過ぎですよ。もっとやらなきゃまずいです」
選手たちと、こんな会話ができるようになった。

「サッカーがやりたいんです」
「リフティングなんかより戦術を教えてください」
「ドリブルよりパスの方が大事でしょう」
「個人の練習より、システムとかチーム作りをしてください」
「チームが勝てないのはOMAがサッカーを教えないから」
今の選手たちは、さすがにもう言わないだろ。笑

この夏、選手も指導者も「本物」に出会えたから。
自分たちに何が足りないのかが分かったから。
サッカーと向き合う自分自身の姿勢が甘過ぎると気づけたから。
その中でも自身の成長を感じ、少しずつ自信も持てるようになった。
上には上が、その上にはもっと上がいるんだよ。この意味が、少しは分かっただろう。

この夏に高めた経験値を、未来のために使っていく。
暑い(熱い)夏はもうじき終わる。
季節は変わっても、自らの中から熱いものを発し続けろ。
高い意識を持ち続けられれば、情熱は永遠に冷めることはない。




自分のためにやるからこそ、
それがチームのためになるんであって、
「チームのために」なんて言う奴は
言い訳するからね。
オレは監督としても、
自分のためにやってる人が
結果的にチームのためになると思う。
自分のためにやる人がね、
一番、自分に厳しいですよ。
何々のためとか言う人は、
うまくいかない時の
言い訳が生まれてきちゃうものだから。
(王 貞治)




個人的にも、35年間の人生で一番熱い夏になった。
大切な再会、出会いがたくさんあった。
新しい発見もあった。
これから何をしなければならないか、改めて明確になった。
まぁ何を思っても、やるしかないんだけどね。

我が明八の選手・指導者・保護者の皆さん、練習や試合・大会等で関わってくださった方々、そしてOMA嫁(最重要!笑)、皆さんのおかげで充実する夏を過ごすことができました。
本当にありがとうございました!

もっともっと追求します!

熱病フットボーラー OMA

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