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私が経験した"適応障害"について。 ①

前回の投稿からかなり間が空いてしまいました。

重めの内容が続いてしまうのですが、
今回は3年前私が経験した”適応障害”の症状について書こうかな、と思います。


最近だと、深田恭子さんが適応障害でお仕事をお休みする、と発表され、
そこで初めて認知した、という方もいらっしゃるのではないかなと思います。(復帰おめでとうございます。無理せず程よく頑張って欲しいです。)

まず、適応障害って何でどんな症状が出るのかですが、

適応障害とは、ストレスによって、気分の落ち込み、意欲低下、不眠や身体症状が出現している状態で、最もよく見られる疾患の一つです。 医学的には、個人的不幸・心理社会的ストレス因子に対する短期間の不適応反応のことで、ストレス性障害の一つです。

”適応障害”と検索するとこんな感じで出てきます。

いわゆる ”うつ状態” と言われる症状が短期間続く状態のことです。
『鬱』と聞くよりもライトに聞こえるかもしれませんが、
症状自体はほぼ同一の症状ですし、
期間も短く3ヶ月で良くなる人もいれば、
何年経ってもずっと苦しいままで病院に通い続けている人もいます。

決して、『鬱』まで行かなかったから軽い症状なんだ、

とは思わないで欲しいな。と思います。


 さて、これから私の経験談を記していこうと思いますが、
内容が重かったり、拙い言葉になる点もあるかもしれません。
今、実際に適応障害と戦っている方、これまで経験されたことがある方は
もしかしたら共感し苦しくなってしまうこともあるかもしれません。
そんな時は無理せず途中で切り上げて頂いて大丈夫です🌿

とても長くなるので、何回かに分けて投稿しようと思います。


私が適応障害と診断されたのは、大学2年生の夏のことです。

適応障害の中でも長期間症状続き、

短期間では治しにくい ”慢性適応障害” と診断されました。
今年で丸3年が経過しました。

私の場合は、物心ついた頃から適応障害の症状が出ていました。

(自己肯定感の低さや様々な理由(いじめや裏切り、両親の離婚)による自身の存在を認められなく、自分を追い詰めるような状態が慢性的に症状として現れていました。)

それが大学1年生の頃のある出来事がきっかけで
なんとか保っていたものが崩れたのだ、と言われました。

自身でも自分が崩れてしまうと思うほど強い症状が現れたのは、
大学1年生の秋学期からでした。

大学1年生の9月26日、高校の時から大腸癌を患っていた祖父が亡くなりました。
夏休みに帰省し久しぶりに会った祖父は私の知っているガッチリした体ではなくなり、骨の形が浮き出るまでに痩せ細っていました。
それでも普段は祖母や母の声かけにも反応が無い中、私の声には反応し、手を握り返してくれたので、とても嬉しかったのを覚えています。

祖父が亡くなったのは それから約1ヶ月経った頃でした。


自己紹介の記事にも記載しましたが、
私は母子家庭で育ち、祖父母の家で4人暮らしだったので、
母親と過ごす時間と同じくらい多くの時間を共にしていました。

とても優しく、人望があって、誰にでも自慢できる祖父、という訳ではありませんでしたが、
(祖母や母と大声で喧嘩していることも多く、小さな私は泣きじゃくるしかないということも本当に多かったです。)

それでも 休みの日は色んなところに連れて行ってもらい、
喘息やアトピーが酷かったので早退することも多く、よく学校まで迎えに来てもらいました。しんどい中祖父が迎えに来てくれると一気に安心したことを今でもはっきり思い出すことができます。
ぎこちないながらも私や母、祖母に見せる優しさも知っていました。

『大学を卒業したら、親孝行と同様に祖父母孝行もしたい』
と強く思っていた中での出来事だったので、

まだ何も恩返し出来ていないのに、、、。

というなんとも言い表せない後悔が残りました。

またこれまで遠い親戚が亡くなるということはありましたが、ここまで身近にずっと居た人が亡くなるということを経験したことがありませんでした。祖父が亡くなったことで ”死” というものを初めて身近に感じたのです。

また、祖父の死を受け入れるとともに、実父とはもしかしたらもう二度と会えないのかもしれない、という不安と悲しみが一気に押し寄せました。

(何が繋がっているの?と思うかもしれませんが、実父は12年間母を含む誰とも連絡が取れない状態だったので、私も母ももう亡くなっているかもしれない、と考えていました。また、私も母もその事実を確認するのが怖くずっと目を背けていることでした。)

祖父が亡くなってから1ヶ月が過ぎ、
大学にも行き始めた頃、私は寝続けるようになったのです。

この世から逃げるように。


長くなってきたので、②へ続きます。
②では主に私の症状についてお話ししたいと思います。


拙い文章をここまで読んでくださった皆さん、
ありがとうございます...🌿


また見にきてくれたら嬉しいです。


marine

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