見出し画像

突然絶対音感に目覚めた話

こんにちは
突然絶対音感に目覚めたマンです。
わたしは何人もの聴覚過敏と絶対音感を同時に持っている方はテレビで拝見しております。
わたしは医者でも研究家でもないので、一個人としての体験を書かせていただきたく思います。

わたしは10代後半から、ほんの、ほんの少しだけ音楽活動に目覚めて何年か専門の学校で学んだ経験がありました。
人並みに楽典は学びましたが、成績はからっきしでした。
実はこれと言って楽器もできません。
わたしは作曲について学んでいたので、そのとき必要な技能だと思っていなかったんですね。
学んでおけばよかった……。

そんなこんなで社会に出された後、うつ病がひどくなったり、発達障害の症状が強くなったりするのですが、悩まされていたのは聴覚過敏でした。

この頃気づいたのは、「昔からヘッドフォンの音質にこだわるのは聴覚過敏だからじゃないか?」ということでした。
確かにわたしは音量や音質にうるさかったと思います。

そして、何の楽器が何のメロディーを演奏しているかわからないとイライラするようになっていました。
これはめんどくさいですね!
カラオケとか乗用車で高音低音のバランスが許容できないと自分でいじらないと気がすまないんです。
これは手が震えるくらいにはイヤな気持ちになっています。
もはや別分野の「こだわりの強さ」ではないか、という話ですね。

前置きが長くなってすみません。
絶対音感の話をさせていただきます。

先ごろ、処方されている薬と環境調整のおかげで、具合が安定してきたことを感じました。
その中のひとつに、聴覚過敏で高音が強い音量で聞こえやすい症状の緩和がありました。
生活しやすいったらないですね!

ところが、聴覚過敏が緩和されたタイミングで、絶対音感(弱め)がやってきました。
ふと生活をしているときに、風の音や会話の声なんかが、「この音ってレかな?」のような気づきがあり、それがわかってどうする、と当時はあまり気に止めていませんでした。
しかし、翌日からもその現象が続いてしまって、いまはヘッドフォンで音楽を聴くことも、様々な音の集合体と向き合わなきゃならないので、かなりおっくうになりました。
これは生きずらい……。

わたしの絶対音感は生育や教育で、ある程度後付けで身についたものではあるでしょうが、確度が高いわけではないので、生活にはあまり役立つものではありません。
何か楽器でも弾けたらよかったのかもしれませんね。
滝で水が流れ落ちる音階がわかっても、おそらく話すべってしまいます。

お医者様からはこの現象について、
「感じ方が変わったのかもね」
とおっしゃっていただいています。

つまり、
わたしは少し絶対音感を持っていた
→聴覚過敏がひどくて気づかなかった
→過敏さが落ち着いて絶対音感が顔を出した

みたいな仮説を自分で打ち立てました。

先ほどにも書きましたが、わたしはこの絶対音感とまだうまく付き合っておりません。
いままで好きだった音楽が理性的にも感覚的にも、以前通り聴けなくなったのは単純につらいです。
上手く折り合いをつけていけたらなと思います。

サポートしていただきましたら、わたしは責任をもって物書きをいたします。すぐに逃げたりしません。どうぞよろしくお願いいたします。