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恥ずかしげもなく愛について語ろう〜第1回『来世でも読みたい恋愛論』ジョン・キム


「愛と結婚について名著から学ぼう!」ということで、今日からスタートしたいと思います。

なぜ私が愛について学ぼうと思ったのか


今日で、私が大切にしていた愛犬マリアが天国に行ってちょうど1ヶ月がたちました。今日が月命日ということになります。

マリアは私に「愛とは何か」ということを教えてくれたように思います。


私たち夫婦は結婚して14年、子供はいません。マリアが私たちの子供でした。

彼女を愛して、慈しみ、育んできた時間こそが、私を癒してくれて、日々生きるエネルギーを与えてくれていたことに気がつきました。それも亡くなってから・・・。

彼女のおかげで、今そばにいてくれる夫の存在がいかに大切な存在なのかがわかった気がします。

そう、そばにいてくれるだけで。

ご飯を作ったり、家事をしたり、大病を患った時には看病をしたり・・・自分の時間が不自由になったりすることもあるけれど、そんな時間をかけて愛情を傾ける存在がいてくれることこそが、私の癒しそのものになっていたということなのですね。

愛させてもらえるのも、彼がいなかったらできないこと。

これが愛と結婚の意味なのかもしれません。


マリアのおかげで、「愛について学びを深めていきたい」という気持ちが強くなりました。

これから、愛や結婚について名著から学んだことを、ここにアウトプットしてみようと思いつきました。


第1回『来世でも読みたい恋愛論』


記念すべき第1回は、ジョン・キムさんの「来世でも読みたい恋愛論」を取り上げることにしました。

ジョン・キムさんは、私の中では愛の大家(たいか)という位置付けです。

「この人の世界観、フィルターをそのまま私も欲しい!」と最も感じた作家のお一人です。

ジョンさんのYouTubeを書き起こしたりして、彼の考え方をどんどん吸収してインストールしたりして、セミナーでやっとお会いできた時にはその事もご報告できて嬉しかった!!


今私が結婚したい人たちのサポートをしていく中で、考え方の軸にしているのはこのジョン・キムさんの作品です。彼ならこういう時どう応えられるかな?と、いつも迷った時に立ち戻る場所にしているのです。


この本のイントロダクションでは

『愛に関する本質的な理解を深めるための「愛の姿勢」と、その理解に基づき、相互が望む関係を構築・維持していくための「愛の技術」について述べていくことにします』

とあります。

まさに第1回目にぴったりだなということでこの本を選びました。


大切なものはいつか必ず失う時が来る


愛犬のマリアを失った悲しみは、実はまだ癒えず、今日も月命日だねと彼女の写真に話しかけながら、また涙が流れました。

これで夫まで失うことになったらどうしよう・・・と一抹の不安が襲ってきたのです。


そんな今朝、コメダ珈琲店でモーニングをいただきながら、この本を読んでいました。そのとき、ちょうど目に留まったフレーズがこれでした。

『大切なものは、いつか必ず失うときが来ます。目の前にいるパートナーの顔が見られなくなるときが、予告なしに訪れることを想像してみることです。そのときに一点の悔いもないように、目の前の相手を愛し尽くすことです。』

このフレーズから、「現実を受け入れた上で、改めて力強く歩み出さなきゃ!」と勇気をもらった気がしました。

「まだ失ったわけではないのに、失うことを恐れて怯えるなんて馬鹿げているよ。そのときがいつ来てもいいように、愛し尽くしてみなさい」とジョンさんに言われた気がして。


相手の命をいただいたことの奇跡


今日午後からはコミュニティーメンバーの方向けの講座をしていました。

その中で、

恋愛力を上げていくと、いい出会い、いいお付き合いのみならず、「成長できる別れ」が実現できるようになる。そのお別れのときにお互いの気持ちを思いやりながら、次の恋愛に向けて前向きになれる終わり方ができたら、楽しかった思い出はいつまでも心の中で輝き続ける。そして、相手に感謝の気持ちを持つこともできる・・・

そんなことをお伝えするわけです。

ただ、「成長できる別れ」について、もっと具体的に自分自身が腹落ちできるようなものが伝えられたらいいな・・・と思ったのです。

そんなときは、またジョン・キムさんに聞こう!です。この本によれば、

人生の中で二人の命の軌道が交差し、紆余曲折があったにせよ、ある期間重なっていたということは、それだけで奇跡的なことであり、感謝すべきことなのです。
その感謝の気持ちを相手に言葉や形あるものとして表現することができれば、尚更素晴らしいでしょう。
恋愛関係というのは、人間の付き合いの中でも、最も親密な関係の一つです。付き合っているということは、その間、相手の命をいただくことを意味するわけで、全人格的に360度関わるということを意味します。
たとえ恋愛関係が終わったとしても、相手に対する、人間としての基本的な信頼は失わないようにするべきでしょう。

愛が終焉を迎える・・・、誰にでも起こる可能性があることです。このような世界観で愛を捉えられていたら、もうただの恋愛には止まらず、人間的な愛に昇華していませんか?

鳥肌ものの感覚です!

ああ、これができたらなんと素敵でしょうか。講座でこの世界観を表現できるには、私自身が実践できていることが必要ですよね。早くこの域に達したいものです。


まだまだたくさん引用したい、ご紹介したいところがたくさんあるのですが、今日の大きな学びのご紹介でした。

それでは今宵はここまでにしたいと思います。



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<プロフィール>

クレーン 美幸(Miyuki Crane)

・結婚したい人のコミュニティー マッチモア アカデミー校長
・クレーン式コミュニケーションスクール主宰


神戸・東京の企業にて人事採用・教育研修業務に長年従事、2006年にイギリス系日本人男性と結婚。現在結婚14年目。

大学卒業後、神戸のアパレル企業、東京の教育人事制度コンサル、英会話教室など大手企業等に勤務。人事・教育研修、マーケティング、広報などの仕事に従事。

7年間結婚相談所を運営し、会員のほとんどが約6ヶ月の婚活期間での成婚を出してきた。

「大学中退の人は嫌です」「転職が多い人は嫌です」「ご両親が離婚している方は避けたいです」「年収が●●万円以上でないと嫌です」

というような、その人の本質を見るよりも、条件での結婚相手選びの環境提供をしていることに違和感を感じたことで、
「条件ではなく、その人の価値観や本質を見ていく婚活」を勧めたいと決意。

新しい時代にあわせて、令和スタイルに恋愛観をアップデートした結婚の新しい価値観をつくっていくことを目的に、「結婚したい人の結婚コミュニティー」を運営中。



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