最初で最後の手編みのセーター

昨年、「赦すという事」というタイトルで書かせて頂きましたが、その後、親との関係は良好です。

両親共北海道に住んでいますので、時折電話や、緊急時は帰省したりしています。

そのような中、母からサプライズが届きました。

開けてみると、手編みのセーターでした。
私の大好きなボルドー色。

「貴女には、幼い頃から何もしてあげられなかった。駄目な母親で、ごめんね。８０歳になって、貴女の優しさ、有り難さに気づかされるとはね。
駄目な母親なりに、何か母親らしい事をしてあげたいと思って、一生懸命編んでみました。歳なので、随分時間がかかりました。編み目も不揃いかもしれないけど許してね。
もう編む力全部使っちゃったので、これが最初で最後になるかもしれません。気に入ってくれるかしら。
最後にひとことどうしても伝えたい事、生まれて来てくれてありがとう。」

涙が零れました。

サイズもピッタリ❣️勿論、気に入って早速着ています❤️