Dai Fujikura : Twin Tweets for viola duo version
映画『蜂蜜と遠雷』の劇中オリジナル曲「春と修羅」を作曲されたことでも話題となった作曲家の藤倉大さん。
大さんとは、ロンドンでお会いしたり、2017年に坂本龍一さん率いる東北ユースオーケストラの作曲ワークショップでデモンストレーションを努めさせていただいたりと、嬉しいご縁をいただいております。
2019年に出演させいただいた東京オペラシティ リサイタルシリーズ『B→C バッハからコンテンポラリーへ』では、彼の「prism spectra」を演奏しました。ずっと挑戦してみたかったエレクトロニクスとの作品だったので念願叶って嬉しかったですし、実際にホールの空間に音が立体的に散りばめられ、あまり体感したことのない感覚に、お客さまも目をキョロキョロさせながら聴いてくださっていたのが印象的でした。
さて、今まだ外出自粛が続く中、自宅での録音というのがある程度可能になったので「今こそは!」と思い立ち、「Twin Tweets」という作品を録音してみました (アップロードに関して大さんご自身から承認いただいております)!
オリジナルは、2019年に2本のクラリネットのためにかかれたのですが、今年、ヴィオラ二重奏曲バージョンが完成。この作品を知った当初はもちろんコンサートで初披露したいと企画を練っていましたが、このような状況なので、まずは録音に踏み切りました!一人二役やっているので、実際は分身の術でも使わない限り不可能な音色となっています(笑) 奥行きのある音源に仕上がっていますので、是非ヘッドフォンでお聴きいただけたらと思います!
「prism spectra」のアップロードに続いて、今回も大さんにはあたたかいご理解とサポートをいただき、心から感謝しております。ありがとうございました。
サポートというあたたかい応援のお気持ちは大きな励みとなると共に、実際のアーティスト活動を支え可能にするパワーとなります。それを皆さまと分かち合える日を楽しみに...♡