サングラスがないと歩けないのは、顔と弱さを隠すため。
サングラス
普通なら日焼け防止、眩しさ対策で使うもの。
芸能人だったら、顔隠しとかで使うんだろう。
私は芸能人ではないけど、1年中可能な限りかけている。
「いや、怪しいから」「人の目を気にして」「芸能人気取りかよ」
なんていっぱい言われた、聞き飽きた。もううんざりってくらい。
私は、日焼け対策以上にかけている理由がある。
1つは白内障対策
もう一つは、自分の弱さを隠すため
治療薬「ステロイド」の副作用・白内障で眩しすぎる
白内障
眼の中のレンズの役割をする水晶体が濁ってしまう病気。
内障は、放置さえしなければ基本的には失明する病気ではない。
しかし一度発症すると、薬では治らない。
http://www.asahi-net.or.jp/~pd2k-nim/symptom/
朝日がすごく眩しくて、
目に剣が突き刺さるほど。眼の奥が手でぎゅーっと潰れるよう。
家庭用照明、オレンジ色とかのあるでしょ?
あれでもダメな時がある。
東京では、道路の照り返しがきつすぎた。
何度目をつぶって歩いたことか。
安全に歩くために。多少だけど、緩和される。
顔を出して地元を歩くことが、こんなにも怖いって知らなかった
小・中学校の同級生に会いたくない。
高校を辞めた16歳の時からずっと思っている。
60キロ以上あり、顔もパンパンで足や二の腕は太くて、無愛想で笑顔は少なくて。醜い自分の容姿をダイエットやメイクで何もかも変えた。
当時、その姿を義務教育期間、いわゆるカースト上位のクラスメイトにからかわれた。
天然パーマ、図々しさ、太った体型
からかうには持ってこいの人間だった。
その上、高校を辞めている。
地元だから、噂は広まりやすい。知っている人は多いだろう。
23歳、法律上大人になった私や地元の同級生。
精神・肉体すべてで成長しているはずなのに。
こんな変わった姿を見られたら、どんな反応をされるんだろう。
高校のことも言われるのかな。
言う人いないだろうに。
「たった1%いるんじゃないか」と謎の恐怖や被害もうsに襲われて。
闇がどうしても拭えない。空気となって、頭の中や血管をぐるぐると猛スピードで駆け廻って。どんどん蝕んでいく。
地元を歩くときはいつもビクビクしている。
わたしだけ子どものまま。身体だけ成長してしまった。自分を守りたい自己愛に狩られている。
少しでも、カースト上位と対等になれる武器を使うんだ。
彼らが持っている天性を、モノで補う。
「わたしはわたしのままでいい」って気付けた。
こんなんで自分が上に行けるなんて保証は全くない。
けど、わたしにとって「ライナスの毛布」で
「わたしはわたしのままでいい」
って思わせてくれる。
これからもビクビクし続けるんだろう。隠し続けるんだろう。
それでもいい気がする。だって、わたしを一番分かっているのはわたしだから。この心と身体と死ぬまで暮らしていかなければいけないんだから。義務だから。気付かせてくれたんだ、自分の弱さに。
だから今日もかけている、サングラスを。
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