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23時のわすれもの #25


1日の終わりの時間、布団の中でごろごろしたり、帰宅中の電車の中だったり、友人と飲み交わしていたり。


そんな各々が好きに過ごす時間、わたしの、そのときどきの気分でおすすめの日用品や食べ物などをご紹介しようと思います。


ハコにミドリを。無機質の中のあたたかさ。瞬間を切り取った写真のような、不思議な標本


去年の秋、清澄白河にある花屋で個展が開かれていました。それがハコミドリ。

家屋解体時にでた廃ガラスと市場や山々の草木花を掛け合わせた唯一無二の植物標本は、一度知ってしまえばもう後戻りはできません。だって、とても美しいから。


半田付けされるガラスたちは無機質なのに、草木花のあでやかな色合いがまるで色褪せない写真のよう。なんだこれ。初めて見たときについ口から零れ落ちました。


作っているのは滋賀で活動されている周防苑子さん。

2016年には彦根湖畔に「VOID A PART」というアトリエ、キッチン、ラボの機能を併せ持つスペースをオープンさせました。


歳はそう変わらないのに、むちゃくちゃかっこいい方だなあと思っていました。(ショートヘアもかっこいい)けれど実際会ってみると、笑顔のキュートな女性でひたすらにきゅんきゅんしていました(笑)


ハコミドリを作ったきっかけも、家屋を解体したときにでた廃ガラスと、季節が巡り役目を終えた草花を単純に「美しい」と思ったから、だそうです。

こうした感性が、作品にも表れているんでしょうね。

今では新しく商品がでてもすぐにsold outしてしまうほど人気のハコミドリさん。また東京で個展を開かれる予定だそうで、ぜひそのときにゆっくりお話したいな。



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