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【22年3月上旬のふりかえり】最終目的地に到着

こんにちは、Mari(@Mariiiabroad)です。現在私は最終目的地の沖縄にいます。今から約1ヶ月前に東京から一人旅を開始し、約1ヶ月後の今は沖縄で仕事を探しています。

そんな3月上旬を振り返っていきます。

これまでの記事はこちら↓

1.これまでのルート

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3月の頭には島根にいた。そこから松江、出雲大社、山口市、下関、福岡(博多)と移動し、長崎で2泊過ごした後に博多に戻って沖縄に飛んだ。移動手段は基本的に高速バスや電車などの公共交通機関。3回くらいレンタカーを借りて遠出もしてみた。

具体的にどこでどんなことをしたかをチラっと紹介して、その後旅で感じたことや今思っていることをシェアしていこうと思う。

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パラグライディングー鳥取砂丘

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宍道湖の夕陽ー松江

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秋吉台付近の洞窟ー山口

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角島大橋ー山口

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ふぐ御膳(山口)ー残念ながら養殖

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太宰府天満宮ー福岡

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軍艦島クルーズー長崎

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平戸ー長崎

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あんでるせん(マジックパーラー)ー長崎

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沖縄(本島)

写真だけ見ると楽しいことばかりに見えるかもしれないけど、心の中にはそれなりに葛藤があった。


2.この旅で気づいたこと

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正直、日本を旅行したくてたまらなかったわけではない。東京にいるなら、今まで訪れたことのない場所を回りながら沖縄まで行ってみようと思ったのだ。今の自分のライフステージだったり、これまでの経験がそう感じさせるのかもしれないが、正直心が満たされた瞬間はあまりなかった。

アクティビティをしたり、キレイな景色を見てテンションが上がることはあっても、それは一過性のもので長く続く感動ではない。思ったのは、私にとって旅行とは何か景色を見て感動するものというよりは、誰とどこにいてどんな会話をしたかの方が大切になってきているようだ。

ただ先に進み、何かをむさぼるように手に入れていくことに違和感を感じる。また、海外ほど一人旅が楽しくないことにも気づいた。日本という保守的な国柄というか、国民性というか。一人で旅行している人は少ないし、なんか自分のペースややりたいことと他の旅行で来ている人達のそれが違うのかもしれない。特にマナーがなかったり、歩くのが遅かったり、なんか色々と目についてしまった。多分自分がどんどん日本人っぽくなくなっているのだろう。(元々典型的な日本人ではないが)

何が言いたいかというと、日本で一人旅しても物足りなくなってきてしまった。やはりスケール感では海外には及ばない。良かった点は、冬にスタートして春休みを迎えた大学生たちと旅行の期間が最後の方までかぶらなかったことだろうか。福岡の太宰府あたりから大学生が増えてきていて、写真を撮るためだけに観光に来ているのかと白目をむきたくなってしまう子のなんと多いことか。

私も写真を撮るのは好きだし気持ちは分かるけど、ちゃんとその目かっぴらいて見なきゃ意味ないじゃんか。



3.欲しいのは刺激でなく、安らぎ

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旅行して思ったのは、思ったより旅行者が多かったこと。時期的に春休み前だったのと冬だったのもあり例年でもそこまで多くないと聞いていたが、場所によってはまん延防止法がとけたからということで、多くの人が観光に訪れていた。

長距離バスも平日でだいぶ埋まっていたり、週末はレンタカーの予約がとれなかったり、ということがあったりした。

それはそうと、日本は一人旅がなかなか普及していないな、と思った。友達や家族との旅行が楽しいのは分かるけど、10代、20代の若者で意外と一人旅をしたことがない人が多いようだ。一人だと不安なのだろうか。これはアジア圏特有なのかもしれないが、「群れをなして行動する」のを好む人が多いように感じる。ホステルに泊まっても友達同士の人がけっこういる。ゲストハウスだと一人で来ている人も多いが、これは一人旅人口が多い欧米と比べて友達が作りにくいな、と思った。

そんな中で行動していると「ひとり」でいることに疲れてしまう。
海外で旅行する時はホステルに泊まると誰ともなく話し始めて、孤独を感じることはあまりなかった。だが、日本で旅行した方が一人だと感じることが多かった。それで寂しくなることはあまりないが、人と話したくなることは多々あった。

道中、他の滞在者やゲストハウスの従業員と深い話をすることはあった。そういう時間の方が、キレイな景色よりも自分の脳裏に焼きついていたりする。

実際に旅行して思ったのは、今の私は刺激が欲しかったのではなく、居場所や所属意識、目的意識や安らぎが欲しかったんだと。


4.日本という国の性質

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日本に帰ってきて、本来であれば安心したりホッとするはずなのに、以前にも増して疲れるようになってしまう。嬉しいのは最初の数日から1週間で、その後は「あ、そうだ。だから海外に出たんだった」というようなことが目についてしまう。

この旅行を通じて、もっと日本を好きになりたかったのだが、やはり一度外に出ると違和感を感じてしまうみたいだ。例えば、

・過剰なサービスと低賃金労働
・マニュアル通りで、「イエス」か「ノー」の堅いルール
・後手後手に回る国民性
・感謝よりも不平・不満
・人をうらやみ、足を引っ張り合う
・自分の頭で考えて行動しない(平和ボケしている)
・新しいモノやコトを恐れる保守性

別に誰か特定の個人をさして言っているわけじゃないけど、この1ヶ月移動しながら色々な人や場面に遭遇して感じたことだ。もちろん、いい所もたくさんある。だが、私のようにレールから外れて自由に生きようとしている身からすると、この国が変わるのはあと何十年かかるのだろう・・・とクラクラしてしまうのが正直なところだ。

そして、中年男性のマナーの悪さも目立つ。もちろん、しっかりとして尊敬できる人もたくさんいるが、男尊女卑だったり、自分の人生に不満タラタラで生きていたり、他の人のことを全く考えてなかったり。心が病んでしまっていて、5才児のようなおじさんとでも言えようか。そういう人は「自分より若い女は見下していい」というような態度で接してくるので、そういう時私は毅然とした態度で反論する。「女だからって舐めんなよ」と。それを「気が強い」とか反論する時点で、「女は主張すべきでない」という傲慢さが見え隠れする。

マナーがいいと言われる日本人だけど、実際は教養がモラルのない人が多いと言わざるを得ない。

何も日本を批判したくてこの記事を書いているわけではないのだが、単純にこの1ヶ月で気づいたことや感じたことを率直にシェアするとこのような内容になってしまった。やはりどこにいてもいい点・悪い点がある。ちょうど人づきあいと同じように。

5.これからの予定

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沖縄に来てほぼ1週間が経過した。とりあえず、このまま2~3ヶ月沖縄にいながら仕事をしようと思っている。現在派遣会社数社に仕事を紹介してもらっているところだ。「貯金がゼロになるまで」と意気込んで、それをあっさりクリアしてしまったわけだが(笑)、今はクレジットカードで支払いをして何とか食いつないでいる。

そもそもなんでこんな無謀な道を選んだかというと、「今守りに入ってはいけない」と思ったのと、「リセットするタイミング」と思ったからだ。断食して腸内環境を整えたり、デジタルデトックスをして頭の中の情報を整理したり、断捨離をして意識的に運が入り込めるスペースを作るのと同じように、今ここで守りに入っちゃダメだと思った。もちろん、不安がないわけじゃないし、様々な理由で誰もができることじゃないだろう。

ただ、貯金は言ってみれば「不安の裏返し」だと思うのだ。
不安を持つのは当然だし、それ自体は危機管理能力があるということだから悪いことではない。だた、私の場合一旦もろもろリセットして、それでも何とかなるんだということを自分自身で証明したかったんだと思う。自分が意図して準備ができたら動く、ということでなくて、「お金がないんだから動かざるを得ない状態」を作りだそうとしたのかもしれない。だいぶドMだろうか(笑)でもね、希望を持ち続けたいと思った。

何かを大事に抱えているうちは、きっと希望よりも不安が勝ってしまう気がした。だから、意図的に強制散財した。「大丈夫、なるようになる」と自分に言い聞かせながら。もちろん、日本だからできたことだろう。海外でこれをやるとなると、よほど知り合いのサポートだったり安定したビザだったりの見通しというか、セーフティネットがなければできなかったと思う。

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手放すことで入ってくるチャンスがきっとある。
降参することで見えてくる世界がきっとある。


たぶん、ちょっと人生に飽きていてちょっとしたギャンブルをしたかったのかもしれない(笑)。改めて、誰にでもオススメするわけじゃない。独身だからできることよね~なんて思う。

ただ、働くことは好きだからそれに対しては不安はなくて、むしろ「早く社会復帰したい!」って感じである。お金もらいながら人と話したりできるんだから私はむしろ活き活きしてきちゃうタイプ。

日本に帰ってきて運気が下降気味だったので、ここいらで体制を立て直そうと思う。

最後までお読みいただきありがとうございました。

2022年3月22日
沖縄の宿にて

Mari

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